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テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

ジミー
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バボラ・スマートグリップキット

 またグリップの話です。今までバルサ板でサイズを太くしたり細くしたりといろんなことをやってきたのですが、最近グリップに関して不満が出てきました。どうにもグリップの握りに違和感があり、そしてずれるのです。
 フォアハンドではセミウェスタングリップなのですが、それだと握りが不自然というか気持ち悪いというかフィットしなくなってしまいました。手のひらの部分があまりにもすかすかな感じなのです。何も考えずフィットするように握ると、セミウェスタンとイースタンの中間くらいの握りになってしまいます。サーブなどのコンチネンタルグリップもずれます。サーブの場合は厚く握るようになっていました。どうにもこうにもグリップがずれてしまい、安定性が欠けるようになってしまったのです。

 なにか良い打開策はないだろうか…?と考えていました。

「ヘイ、ジョニー!そんな君にちょうどいいものがあるんだ!!」

 といった感じで、良さそうな気配がするものが販売されました。それが、バボラのスマートグリップキットです。

 これがどういったものかというと、グリップの握る部分をもっこりさせるようなものです。手のひらのすかすか感を解消するにはもってこいではないかと考えて、TWで他の物のついでに購入しました。日本で買うよりもTWの方がやっぱり安いです。


スマートグリップキット
パッケージはこんなものです。


キット内容物
中身はバットキャップ側のキット(↓が印刷されているもの)、ヘッド側のキット、リプレイスメントグリップが入っています。キットをどの部分に付けるかのインストラクションはパッケージの裏に記載されています。リプレイスメントグリップはバボラにしては薄めな感じがします。他のメーカー品と同じくらいでしょうか。



装着完了!
手順通りにグリップ部分に貼って、オーバーグリップを巻きました。手順は、グリップを全部剥ぐ、キットをグリップサイズに合わせて切る、インストラクションの部分に貼る、リプレイスメントグリップを巻く、というものになります。僕はこれに加えてオーバーグリップを巻きました。特に難しいことはありません。画像ではいまいちもっこり具合が分かりにくいですね…。握ってみると、かなりひょうたん形な感じがします。


 このキットを付けたラケットを使用した感想です。自分にはかなり良いです。キット使用前の不満はだいぶ解消された感じです。また、グリップを握るとラケットが重く感じました。どうやら、ラケットを短く持つようにもなっていたみたいです。これじゃあ、飛ぶボールも飛ばないようなぁ…、と思いました。気付かなかったことも解消されたので満足しています。
 しかし、このキットを付けるとかなり太く感じると思います。僕はもともとグリップを太くしていたのでちょうど良く感じました。しかし、今まで通常の太さだった人がこれを付けると太すぎて違和感を覚えそうな気がします。サイズで言えば、3くらいアップしたように感じるかもしれません。万人にはお勧めできませんが、グリップに不満があったり、手のひらに何とも言えない虚無感を覚えているような人は一度試してみると良いかもしれません。
グリップ | 投稿者 ジミー 13:38 | コメント(0)| トラックバック(0)

メンタルについて

 このブログのタイトルを見て訪ねた人の中には、あまり心理学っぽくないと感じている人が多いと思います。いわゆる「メンタル」に関する記事がたくさんあるんだろうと想像する方が多いのではないでしょうか。

 今まで、メンタルに関するようなことはほとんど書きませんでした。ブログの右側にある記事のカテゴリーは、心理学に関係する記事を心理学の分野でまとめているのですが、メンタルに関係しそうな臨床系のカテゴリーはありません。もちろん精神分析なんてもっての他と言わんばかりです。

 これには多少の理由があります。大学時代にそのような分野を学ぶ機会がほとんどなかったのです。社会心理学の先生は3年生になってから新しく来ましたが、臨床心理学の先生は最初から最後までいませんでした。ですので、実験心理学の先生がほとんどだったのです。そして、今の仕事も実験系なので、僕はバリバリ(?)の実験系なのです。一応、臨床心理学は集中講義を1度受けたことはあります。しかし、その先生は行動療法に関する研究を行っている方ですので、臨床心理学の中でも実験系に近い内容でした。

 今までメンタルに触れてこなかった理由を述べましたが、これからは多少は書いていきたいと思っています。とはいっても、新たに臨床心理学等を学ぶというわけではありません。今までの知識や考えをもとにして書こうと思っています。人の精神・心というものは云々…というような精神論(?)を語るのではなく、実験心理学や認知心理学などの分野で実験的に明らかになっていることをもとにして考えたいと思います。

 とはいっても、まだ1つや2つくらいしか記事のネタが思いついていません。ぽつぽつと書いていきたいと思います。
スポーツ心理系 | 投稿者 ジミー 22:59 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールを目で追うこと・見ること⑧

 ボールを目で追うこと・見ること⑦の続きです。今までで言いたいことはだいたい言ったので、今回はこれまでをまとめて最終回にします。


 まずは今までのまとめです。
 眼球運動の速度ではボールを目で追うことは到底できないことと言ったことから始まりました。これから言えることは、打点は予測されるものなので、インパクトの瞬間を見ていてもボールの正確な位置、正確なヒットにはつながらないだろう、ということです。ここまでがこのシリーズの前半に当たるかと思います。
 後半です。フェデラーのようにインパクト(打点)を見続けることは、他の意味があるということから始まりました。それは、頸反射が起こらないから体の軸が安定する、ということです。しかし、フェデラーのフォアハンドのフィニッシュを見ると、顔の向きは正面から右向きへと変化しています。そのため、頸反射を起こさないのではなく、むしろ積極的に生起させているようにもみえます。このような顔の向きの変化がもたらすのは、ラケットのヘッドスピードの加速であると述べました。これが⑦までのお話です。


 さて、打点を見続けることは頸反射を起こさないから安定性が増すのか、頸反射を起こすからヘッドスピードが加速するのか、どっちなの?という疑問が出てきます。僕は両方あると思います。最後にこれらについて述べようと思います。

 両方あると考えたのは、顔の向きは大きく分ければ上下方向と左右方向の2つに分けられるからです。打点を見続ければ、顔の向きは左右方向には変化しますが、上下方向には変化しません。このことから、左右方向に動くことはヘッドスピードの加速につながるし、上下方向に動かないことはスイングの上下方向の安定性の増加につながると考えられます。


 これらを踏まえての話です。頸反射についてはフォアハンドを例にして書いてきました。では、その他のバックハンドやボレーはどうなるのか考えてみます。

 まずは、顔の左右方向の向きとヘッドスピードについてです。打点を見続けると顔の左右方向の向きが変わるスイングならば、ヘッドスピードが加速します。つまり、体が回転するようなスイングということになるでしょう。このように考えると、ストロークはヘッドスピードが加速しますが、ボレーなどはこの恩恵は受けにくいと思います。また、バックハンドは両手打ちか片手打ちで違いがあるかもしれません。両手よりも片手の方が体の回転は少ないように思います。だとすれば、両手は片手よりもスピードアップするだろうし、片手は無いことはないが両手ほどスピードアップしないと考えられます。

 次は、顔の上下方向の向きと安定性についてです。これについてはストロークだろうとボレーだろうと当てはまるのではないかと思います。左右方向と違って、体の回転は関係ありませんからね。ボレーで打点を比較的長く見る選手として思い出すのは、フェデラーとガスケでしょうかね。

 では、サーブやスマッシュはどうでしょうか?正直よくわかりません…、ごめんなさい。


 尻すぼみな形になりましたが、これで終わりです(;・∀・)。
 最後に一言。打点を見続けることが頸反射と関係しており、スイングスピードのアップと安定性につながるとかなんとか言ってきました。これらの内容は、何かの本を見て書いたのではありません(眼球運動の速度は心理学事典を参考にしました)。もしかしたら、今までこのようなことを言った人はいないかもしれませんし、少なくとも僕はそのような人や本は見たことがありません。眼球運動の速度や頸反射などについての知識をもとに、僕が考えて書きました。こんなことを言うと、このシリーズで書いたことを信用していいのか疑問に思われるかもしれません。何にしろ、名前が知られた学者でも何でもない僕が書いたわけですから。しかし、それでも僕が書いたことに納得して頂けたのなら、みなさんのテニスの参考にしてもらえたらと思います。
生理系 | 投稿者 ジミー 20:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

ストリングの重さ

 バボラ リベンジ 130③にて、リベンジはプリストレッチしているから重いのではないかと考えました。そこで、いろいろなストリングの重さを量ってみました。

 測定したストリングはピュアストームツアーに張り上げたものを切って測定しました。単位1mあたりの重さを比較しても現実的ではないと考えたからです。ストリングには伸びやすさがありますし、伸びれば張られる量が少なくなり、張られるストリングの重さも少なくなります。測定に使った量りは料理用のデジタル量り。測定したストリングはポリ4種、非ポリ1種。

 以下、結果を列挙します。

 ポリ
 TCS 1.30     19g
 リベンジ 1.30   18g
 プロライン1 1.30 19g
 プロライン2 1.30 18g

 非ポリ
 XR3 1.30     15g

 結論としては、リベンジは他のポリと比べて重さに差はない、ということになりますかね…。プリストレッチしたからと言って、重さにはあまり影響はみられないようです。
ストリング | 投稿者 ジミー 18:39 | コメント(0)| トラックバック(0)

次はハイブリッドだ

 5か月もかけて自分が愛用するストリングを決めたのですが、今度はハイブリッドの検討をしています。 まず最初に、ハイブリッドでこうなってほしいなぁという願望を考えてみました。
 まずはプレイに関することについて。
1、ボールが短くなりがちなので、反発力を上げてもっとボールを飛ばしたい。そしてスピードアップもしてくれたらいいなぁ。
2、かといってスピン性能(ホールド感)はそこまで犠牲にしたくないけど、多少は仕方ない。
4、全体的なプレイアビリティの向上。フォアの強打一辺倒ならリベンジ1本張りでいいけど、ネットプレーやタッチ系ショットをやりやすくしたい。せっかくだからテニス全部を楽しみたい!
 ストリングの性能維持について。
5、リベンジはテンション維持は良さそうだけれど、すぐにノッチができるのは問題。できたら改善したい。
 切実で現実的な願望。
6、安いものならコストが下げられる( ̄ー ̄)
7、クロスにリベンジを張るのはしんどい、指痛い(;つД`)
*最近、作業用皮手袋を買いました

 結構わがままを言ってますが、出来るだけこれらを多く実現できるストリングを探します。
 7からすると、メインにナチュラル、クロスにポリを持ってくるいわゆるフェデラー張りは対象外になります。7を考えなくても自分には向いていないと思うので、メインはリベンジに限定します。


 何を張るかについては、とりあえず大まかに4つ分類しました。
 1、ナチュラルライクな柔らかいマルチ
 2、そこまで軟らかさ重視ではないマルチ
 3、モノ
 4、柔らかいポリ
 1の代表例としてはバボラ・エクセル、テクニファイバー・NRG2などですが、高すぎます。そこで、テクニファイバー・マルチフィールを使用。まぁ、リベンジと比べてそんなに安くないし、そもそもマルチではなくモノマルチですが、柔らかさ重視のストリングです。
 2としては、バボラ・ブリオ、テクニファイバー・XR3などたくさんあります。とりあえず既に持っているXR3を使用。
 3は安価なものが多いです。良さそうに思えたのがGamma TNT2 Fat Coreです。20パックで$69.99だし、柔らかめなモノなので目を付けました。他にはForten Nylonがあります。お値段$16.99。単張りの値段ではなくて200mロールの値段です。性能は分かりませんが、安いので購入予定。
 4は邪道に位置づけられかねませんが、硬いポリと柔らかいポリの組み合わせならありかも知れません。シグナムプロが候補です。値段はTWでは1万円以下でいい感じ。手元にシグナムプロ最高反発と言われるハイペリオンがあるので、とりあえずこれ。ちなみにハイペリオン1本張りは試したことがありません。


 今までのところ、1、2、4を試しました。使用した感想を述べますが、あくまでも個人の感想です。1本張りでもそうですが、ハイブリッドの感じ方はそれ以上に人それぞれになると思います。ゲージは全て1.30mmです。

 最初に試したのは1のマルチフィールです。これを試したら、ポリの一本張りには戻れなくなりました。ボールの飛距離がアップしてちょうど良くなり、スピードも上がりました。タッチ系のショットやネットプレー、ロブなどがやりやすくなったように感じました。総じて自分のプレーには+になったのです。
 しかし、柔らかすぎてかなり違和感がありました。今まで硬いのばっかりでしたから…。また、ノッチがひどかったです。リベンジの硬さに完全に負けるせいでリベンジの1本張りよりひどいです。その上、ストリングがずれまくりました。あと、クロスのテンションが出しにくいです。メインよりかなり強めにテンションを掛ける必要があるかもしれません。これも硬さに負けているからでしょう。

 次に試したのが2のXR3です。これは1時間も使いませんでした。1と全然違いが分からなかったんだもん(;つД`)。

 その次が4のハイペリオンです。クロスのXR3を切ってメインのリベンジはそのまま、ハイペリオンをクロスに張りました。…いいよね、少しはこんなことしても…。ポリですがリベンジと比べて柔らかいので、クロスに張るのに苦はありませんでした。
 使ったところ、これがかなりいい!マルチフィールで感じた良い点はそのままどころか、もっと良く感じました。打感が自分にちょうど良かったからかもしれません。また、リベンジの1本張りよりノッチは出来にくく、ポリとしては標準程度に抑えられました。そして、ストリングの目はずれません。これはいいことです。テンション維持に定評のあるシグナムプロなので、性能維持は良いのではないかと思います。
 今回はハイペリオンがちょうど手元にあったので使いましたが、ポリプラズマピュアも良いかもしれません。ポリプラズマでは柔らかい部類だし、ハイペリオンより安い。でも、色の組み合わせを考えるとポリプラズマピュア(白)よりハイペリオン(黒)がいいかなぁ…。自分のラケットには合ってると思う。
リベンジ&ハイペリオン


 残すは3ですが、ハイペリオンがベストマッチ気味なので消化試合になる予感がします。とりあえずは試して、駄目だったらクロスだけ切ってメインのリベンジは再利用になるでしょう…。
ストリング | 投稿者 ジミー 10:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールを目で追うこと・見ること⑦

 ボールを目で追うこと・見ること⑥の続きです。前回は、フォアハンドで打点に顔を残し続けることによる頸反射によって体の回転運動を減速させる、ということを書きました。今回はそれがどのような効果があるのかについてです。

 それを理解する前に説明しなければいけないことがあります。「二重振り子の原理」と言われるものです。これから書くのは二重振り子とは言えないような気もしますが、簡単に説明したいからなので、ご了承ください。


 こんな感じで重り(錘)がプランプランしている振り子があるとします。振り子1



 そこに杭を足します。そしてそこに糸が引っ掛かるとどうなるでしょうか。振り子2



 糸の途中が引っ掛かって止まると、重りの移動速度は加速します。振り子3



 今度はフォアハンド時の腕を振り子に当てはめてみます。振り子の糸は腕、重りはラケットに当たります。
 フォアハンド1



 そして、杭は肘にあたります。みなさんのフォアハンドのインパクトでは腕が一直線ではなくて肘が曲がっているのではないでしょうか。ちょうど、振り子の糸が杭に引っ掛かって止まるような形に。そうすることでラケットのヘッドスピードを増します。
フォアハンド2



 しかし、そのような効果を与えるのは肘だけではありません。フォアハンドのときには、腕だけではなくて体も動いています。図では反時計回りの方向に動きます。
 フォアハンド3



 ここでようやく前回の話が出てきます。スイング中に顔を打点に向け続けると、スイングの途中で顔は右方向を向くことになります。そうすると、頸反射によって左半身は時計回りの方向に動こうとします。これはフォアハンド時の体の回転する方向とは反対になります。そのため、反時計回りの回転が途中で減速させられるので、ラケットのヘッドスピードは加速すると考えられます。振り子の糸を止めるような杭に当たる働きをするのです。
 フォアハンド4



 以上をまとめると、「打点を見続けること」が「ラケットのヘッドスピードの加速につながること」ということです。今回はこれを言いたかったのです。そのために図をこしらえたり説明をどうしたら良いのか考えていたため、結構間が空いてしまいました。
 しかし、顔を打点に向け続けることは新たな「杭」を作ることではなくて、「杭」を強化するものだと思います。次の画像の⑥を見てください。左手が体の回転を抑えるような形になっています。みなさんもきっとそうなっているはず…。
ふぇでらーふぉあはんど



 長くなったこのシリーズですが、そろそろ終わりに近づきそうです。長くなりすぎたので、次回はこれまでのまとめを書こうと思います。
 ボールを目で追うこと・見ること⑧に続く。
生理系 | 投稿者 ジミー 12:41 | コメント(2)| トラックバック(0)

リベンジ張ってみた

 ストリンギングというカテゴリーを作ってみましたが、まだまだ素人なので特別なことは書けません。とりあえず、リベンジを自分で張ってみたら不思議なことがあったので書いてみます。

 マシンを買ったのは3カ月ほど前のことです。最初は5000円くらいの安いロールのストリングを買って練習しました。そして、それに1カ月費やした後はマシンを触ることすらありませんでした。テンション維持検証で使ったストリングはコーチに張ってもらっていたからです。自分のような素人が張ったら、テンション維持に大きく影響することが考えられたからです。

 そして最近、リベンジのロールを買って自分で張りました。2カ月ぶりなので、とりあえず適当なマルチストリングを張って勘を取り戻してからリベンジを張りました。
 コーチに張ってもらった時は55lbsで頼み、ストリングメーターでは50~53lbsの測定値でした。それよりも少し下回るように、50lbsで張りました。
 最初に思ったのは硬いことです。今まで張ったポリの中で最も硬いです。さっき張ったマルチと比べたら針金と表現するのが正しいかと思います。クロスを張るときには指が痛い。
 …その上長さが足りない。ストリングが張りきれない…(;つД`)割と余裕を持ってロールから切ったつもりでしたが、それでも長さが足りませんでした。リベンジは本当に伸びないストリングです。とりあえず、1本張りなら通常よりもラケット1本半分、2本張りならメイン・クロスともに1本分くらい多めに長さを取ってみるとよさそうです。

 そして再挑戦。長さは大丈夫。そしてストリングメーターでテンションを見てみると、メインのテンションが軒並み60lbsを記録します。なんで(;・∀・)?
 自分が張った中で、今までこんなことはありませんでした。こんな硬く張ったら飛ばねー!ということで、再び張り直し…。今度は40lbsのテンションを掛けて張りました。すると測定値は50lbsでおおよそ狙った値になりました。

 なぜこうなったのかわかりません。スクールにあるのは電動式マシンで、自分のは分銅式マシンです。その違いでしょうか?しかし、これまで自分が張ったときにはこんなことはなかったのです。マシンとストリングの違いによる相互作用でしょうか?謎は深まるばかりです…。
ストリンギング | 投稿者 ジミー 21:14 | コメント(2)| トラックバック(0)

テンション維持検証企画 デメリット

 続いては苦労したことです。長期間にわたる企画だったので、苦労したことも多かったです。

 何といっても計測し続けることが一番苦労しました。エクセルファイルを見てみると6月12日から10月31日まで測定を行っていました。外泊などで測定ができない日を除けば毎日測定していました。メインストリングのテンションを1本1本測定してはエクセルに打ちこんで…という作業をメイン16本分繰り返すのです。めんどくせーと思わないわけがありません。こんな単純な作業を5か月以上も継続したのは自分ながらにも良くやったと思います。今ではようやく解放された気分も少しあります。

 また、全ての大会に全て違うストリングで臨んだことも苦労しました。これも厳しいもので、特にプロハリケーンツアーのときには散々な結果になりました。しかし、今年は我慢の年で来年のために犠牲にしよう…と考えて頑張りました。同様にテンションの大幅な変更も控えました。途中でテンションを5~10lbsほど落としたかったのですが、それでは各ストリングの比較にならないだろうと考えて、実行しませんでした(気温やゲージによっては多少の変更あり)。ボールが短くなりがちなので、テンションを落としてストリングの反発力を上げたかったのです。これも来年のために我慢、我慢…。

 切実な問題としてお金もかかりました。TWなどを利用してできるだけストリングは安く購入したのですが、張り代は1000円かかるのです。一つのストリングに2500~3500円掛かりました。結構痛い出費…。
 しかし、これからは違います。ホームストリンガーになるのだ!

ストリンギングマシン
ストリング | 投稿者 ジミー 20:03 | コメント(0)| トラックバック(0)

テンション維持検証企画 メリット

 続いて雑記。約5カ月間も続けたので色々なことがありました。今回はこれをやって良かったことについてです。


 1つ目は自分に合うストリングを見つけられたことです。このためにやりましたからね。また、その過程でTWでお買い物をするという手段も身につけました。
 これからいろんなストリングを試したいという方にはTWがお勧めです。TWでは単張りのストリングはほぼ間違いなく日本最安値よりずっと安いです(ロールは安いものもあれば高いものもあります)。問題は送料ですが、ある程度の大きさ・値段までだったら$7.5または$12.5まで抑えられます。しかし、ある程度を超えたら約$40になります。送料は簡単に調べられるので、カートの商品を入れ替えては計算させることを繰り返せばいい塩梅を見つけられます。


 2つ目はストリングに敏感になったことです。異なるストリング間の違いの他にも、同じストリングを使っている間の劣化にも敏感になりました。以前はほとんどわからなかったことなので大きな進歩だと思います。


 3つ目はアクセスの急増です。予想外に増えたので本当の驚きました。これがアクセスログのPV数の表です。

アクセス推移
(21/11/4現在のデータ)

 5月以前のさぼりも相まって、この企画第1段を書いた6月から急上昇を始めました。10月には「バボラ リベンジ」でググると上位にヒットするようになり、さらにはブログランキングにも入ったことでさらに急増しました。現在、ランキングは80位前後に位置しています。適当なことが書けないじゃないか…。たくさんの方に見ていただけるのは嬉しいことです。これからもしっかりとした内容になるように頑張りたいと思います。

 今回は良かったことについて書きましたが、次回は苦労したことについて書こうと思います。
ストリング | 投稿者 ジミー 20:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

テンション維持検証企画 理想

 前回の反省会で問題点をいくつかあげたのですが、この測定を自分1人で行うにはどうしようもないことがほとんどでした。そこで、もし万全を期して行うならばどのようにするか?について書こうと思います。
 なぜこんなことを書こうと思ったかについて若干説明します。当ブログは心理学に関することを扱っているからです。何を言っているんだ(;・∀・)?と思うでしょう。心理学になじみのない人にはわかりづらいのですが、心理学は実験を行います。心理学にかかわらず、実験計画やその工夫は非常に大事なものになります。そこをおろそかにすると、せっかく実験で得られた結果がパーになってしまいかねないからです。
 例えば今回のストリングのテンション維持性能を検証する場合、次第にテンションが落ちていくという結果が得られたとしても、それが本当にストリングのテンション維持性能だけを反映したものかどうかが不鮮明になるといことです。要するに他の要因が影響していることが問題になるのです。それが前回に問題点として挙げた、季節変動による気温だったり、ノッチができたり…などです。
 このような要因は交絡要因と呼ばれます。実験や測定をする際にはこの交絡要因の影響をできるだけ無くすように努める必要があります。心理学ではヒトという個体差が非常に大きいものを扱うので、交絡要因の影響を少なくする努力がより重要になります。
 
 今回万全を期して行うなら…というのは、交絡要因をできるだけ無くすということを指します。今回このことについて書くのは心理学は実験を行うものであり、関係がなくもないからです。使うことができる人や金に際限がないなら、どのようにこの測定を行うかについて書きます。

・人を10人用意してサンプル数を10に増やす。
 これくらいのサンプル数なら結構正確な測定になるでしょう。また、サンプル内でデータを標準化することも必要かもしれません。
・使用するストリング名を伏せる。
 いわゆるブラインドテストを行うためです。
・試したいストリングが10種類数あるとすれば、10人全員が異なる順番でストリングを使用する。
 例えば、各ストリングに1~10までの名前を付けたとします。Aさんは1、2、3~10と使用し、Bさんは2、3、~10、1、Cさんは3~10、1、2、Dさんは4~10、1~3…といった順番にします。こうすることで季節による気温などの影響は、平均することで相殺できます。いわゆるカウンターバランスを取る手順です。
・張ったまま使用しないラケットもいくつか用意する。
 ボールを打つことによるテンションロスの影響を検討するためです。
・測定に使用する道具はデジタル式で面圧を測定するタイプのものにする。
 ノッチなどが与える影響や、アナログタイプで生じうる曖昧さを除くためです。

 とりあえずこんな感じでしょうか。挙げればきりがありません。他にもみんな同じラケットにする、同じストリンガーが張る、同じテンションにする、なども考えられますが、サンプル数が10であり、サンプル内でそれらが最初から最後まで統一されるならこだわる必要はないかもしれません。
 この中で自分1人でも導入できるのは、デジタル式で面圧を測定するタイプの測定機です。これは一般にも売られています。TWではGamma ATS ERT 300 Tenniscomputerというものが売られています。値段は$169.00。今度からはこれを使って測定してくれ、と言われても断ります。TWではラケット1本買える値段です。勘弁して下さい…。
 とりあえず、またテンションを測定する場合には今までと同じやり方でやると思います。重ねて言いますが、結果は参考程度にとどめてください。

 次回はこの企画についての雑記でも書こうかと思います。
ストリング | 投稿者 ジミー 08:49 | コメント(0)| トラックバック(0)

テンション維持検証企画 反省会

 ストリングのテンション維持性能を検証するため、ストリングメーターでテンションを測定してプレイ時間とともにグラフ化する、ということをしました。今回はこれについてのセルフ反省会です。


 この企画を始めるに当たり、この結果は参考程度にしてくださいと書いた記憶があります。要するにいくつか問題点があるのです。最初からそれをわかっていながらこの企画を始めました。ですので、こんなことして意味あるの?と思った方も中にはいると思われます。とりあえず問題点を列挙します。

1 サンプル数が「1」であり絶対的に不足している。サンプルを複数にして平均化することは必要不可欠。
2 季節による気温、湿度の変動の影響がありうる。
3 プレイすることによるテンションロスの影響は不明確である。また、ストリングによってその影響力は変化しうる。
4 ストリングメーターを使用すると、ノッチができた場合などにはテンションが大きく測定されることがある。また、この影響がどれだけなのかも不正確である。
5 メーターは非常にアナログなものであり、1~4までの目盛がない。そのため、0~10までの数値を統一した基準で測定できない。
6 メイン16本全てを測定したが、両端の2つは測定対象から除外するべきかもしれない。これらの部分はノットの出来によってテンションロスが大きく左右されうる。そもそも殆どボールがヒットしないんだから、除外しても構わない。

 とりあえず、この6つで勘弁して下さい。
 この6つの中で、これを始める前から分かっていたのは1、2、3、5です。ただ、自分にはどうしようもないことなのでこれらは目をつむっていました。
 途中で気付いたのは4、6です。4についてはやってみないとわかりませんでした。6については最初から気付くべきでしたが途中で気付きました。しかし、途中で方法を変えるわけにはいかなかったので、最初から最後までメイン16本全てを測定して平均しました。
 挙げたらきりがないのですが、僕が行った測定はこれらの問題点を抱えています。ですので、


当ブログの測定結果はあくまで

参考程度に留めてください



と声を大にして言いたいです(;・∀・)
とにかくこれを言いたかったんです。
(いくつかのブログやヤ○ー知恵袋でこのブログが紹介されたのですが、これらの問題点があるので正直に言うと若干の複雑な気持ちがありました。紹介してくれたこと自体はすごく嬉しかったんですけどね。)

 今回はせっかく色々と反省を考えたので、次回はこの企画を万全を期して行うならばどうするかについて書きたいと思います。
ストリング | 投稿者 ジミー 18:52 | コメント(0)| トラックバック(0)

テンション維持検証企画 総括

 6月から10月までの約5ヵ月間、自分の愛用するストリングを見つけるために様々なストリング(主にポリ)を試しました。その数は11種類(ゲージが異なるものの重複含む)になります。その一環としてテンションの推移を測定し、ブログに載せてきました。ここで一区切りしたということで、改めて各ストリングを使用した順番で振りかえりたいと思います。

ポリプラズマピュア128
 テンション維持が良いということで使用。テンション維持は№1でしょう。しかし、自分にとってはテニスボールがスーパーボールになったかのごとく反発力が高いと感じ、全く合わず。ポリを試したいという人にはお勧め。
アルパワー125
 プロ御用達でテンション維持は悪いといわれるので使用。1回の使用当たりのテンションロスは№1。でも、日が経ってもそんなに劣化したようには感じなかったような気もする。性能に関してはよくわかりません。だって、これの前に使ったのが自分に全く合わなかったポリプラズマだったから、サイコーとしか思えませんでした…。
ミクロスーパー15L
 唯一試したポリ以外のストリング。感染性腸炎により、2時間しか使用できず。1週間当たりのテンションロスは№1。ポリはテンション維持が悪いといわれるが、それは本当か疑問に思うようになる。
プロハリケーンツアー 135
 太すぎて使えなかったので、後に130を使用。
プロレッドコード 130
 これもテンション維持が良いということで使用。確かによかった。食いつき感、打感の重さは№1なため、ポリの中では際物だと思う。ある程度スイングスピードがない人にとっては単なる飛ばないストリングになるでしょう。
ブラックコード 128
 意外にテンション維持が良かった。際物のプロレッドコードと比べれば普通のポリ。総合的なレベルは高いと思う。
プロハリケーンツアー 130
 この企画をするまで使っていたストリング。様々なストリングを使用したことにより、自分には全く合わないと気付く。反発力と柔らかい打感が特徴。ホールド感のなさは否めない。
バボラ リベンジ 130①
バボラ リベンジ 130③
 わざわざ日本での発売前にTWから個人輸入して使用、その甲斐がありました。自分のスピンをボールに最も厚く乗せられるストリング。テンション維持は測定不能でしたが、たぶんかなりいいと思う。
TCS 130
 良いストリングだと思うが、リベンジがあまりにも自分にマッチしたため、消化試合気味になる。ごめんなさい。反発力はもっと欲しいと思った。
プロライン2 1.30
 総じてレベルは高いと思う。リベンジ以外で選ぶならこのプロライン2かプロレッドコード。
プロライン1 1.30
 あまりにも柔らかく、不思議に感じる打感。これもポリの中では際物に分類されると思う。きっと気に入る人もいるでしょう。

 以上、自分のブログを見返しながら書きました。ブログを見返すと自分の考えの変遷が分かっておもしろいものです。この企画を始めるきっかけはそれまで使用していたプロハリケーンツアーではフォアハンドのスピンが掛かり過ぎてボールが短くなると感じたからだったんですね。知りませんでした(;・∀・)
 たしか、プロレッドコードかブラックコードを使用した時から、それは間違いではないかと思いました。スピンが掛かり過ぎるのではなく、スピンの当たりが薄いからだと思うようになり、後半はいかにスピンをボールに厚く伝えられるか(この性能を自分では「ホールド感」と呼称しました)に主眼を置くようになりました。

 また、ストリングメーターでテンションの推移を測定しようとしたのは、プロのように毎回張り替えるわけにはいかないし、できるだけテンションの変化がない状態でテニスをしたいと思ったからです。しかし、テンション維持性能を実際に試したようなデータなんてあまりありません。だったら自分でやろう、ついでにブログに載せてみよう、となったのです。
 まぁ、測定方法に問題はなかったかと言われれば、突っ込みどころはたくさんあるのですが…これについては次回に反省として書きます。

 色々あった結果、自分が愛用するストリングはリベンジに決定!
 ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ 
 今度はハイブリッドの検討に入ります。こちらはあんまり時間はかけたくないので、一つ一つをブログに書くことはしないと思います。今のところ、メインにリベンジ・クロスにテクニファイバーのマルチフィールを使用したくらいです。

 今回の企画はこれで一区切りですが、来年も少しはやろうと思います。他に使ってみたいポリ(ガンマ・Zo、パシフィック・Poly Force Xtreme 、ポリスター・エナジーなど)、本当にポリのテンション維持が悪いのかも疑問に思っているのでポリ以外のシンセティック、ネタとしてのケブラーなどなど…使ってみたいストリングは挙げればたくさんあります。大会の日程などを見ながら、時間があったらたまには他のものでも使ってみようという気持ちでやろうと思います。
 次回はこの企画の反省です。
ストリング | 投稿者 ジミー 12:59 | コメント(0)| トラックバック(0)
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