2009年09月20日
プロハリケーンツアー 130
今回のテンション維持性能検証はバボラのプロハリケーンツアー 130(以下PHT)です。前に135を使用しましたが、あまりにも太すぎて使い物にならなかったので、ゲージを130にしての再チャレンジです。とりあえず、グラフでテンションの推移を見てください、と言いたいところですが…
??????
100%を超えたり、途中で不可解な上昇を見せたりしております。誤差の範囲とは言えないくらい変な値になりました。結論から言うと、ストリングメーターではテンション維持の検証は不可能と考えられました。その原因はノッチが深くできたためであると思います。
ノッチというのは、メインストリングとクロスストリングとの交点にできる溝のような凹凸をいいます。ノッチが深くできてしまうと、メインがクロスにはまってしまうため、メイン(およびクロス)が左右に動きにくくなります。それにより、メインが左右にずれるにはより大きな力が必要とされます。僕が使用しているテンションメーターの測定原理は、メインとクロスの交点において、メインストリングがどれくらいの力で左右にずらせるか(ひねる、ねじるなどと表現したほうが正しい?)で、テンションを測定しています。そのため、ノッチができるとより大きくテンションが測定されてしまいます。そう考えると合点がいくのです。2日目に100%を超えたり、異常に上昇したりすることが…。
残念ですが、測定はあきらめるしかないでしょう(-∧-;)わかったことは、大きくノッチができてしまうストリングであったということだけです。ちなみに、135でこのような測定結果にならなかったのは、ノッチができなかったからだと思います。135のほうが太いため、メインとクロスとで生じる圧力は低くなります。そのため、ノッチができなかったのだと思います。130のテンション維持は、135を一回り悪くしたものとみるしかないかと思われます。
余談ですが、現在使用しているリベンジもこのような状態です。一応測定はしていますが…。
気を取り直して使用感です。PHT130は今までずっと使用してきたストリングです。それを踏まえての第一の感想が、
なぜこんなものを使っていたんだ…
ということです。まるで自分に合わないストリングであると感じました。
このストリングの特徴と感じたのは、やわらかくて反発力が高いこと、ホールド感はそんなにないことです。これらの特徴を併せ持つと、自分にはとても合わないものになります。まず、スピンを意識せずに打つと反発力の高さによってボンボン飛びます。それならば…と、スピンを意識して掛けると、かすれたとか皮をなでるとかチョリンチョリンするとかと表現されるような、薄い当たりになってしまいます。ホールド感があまりないためです。こうなると、ネットにかかりやすくなり、相手のコートに返ったとしても球が浅くて威力も低くなりやすくなります。それでもって高く弾むんだから、打ち込みごろのボールになってしまうとなれば、もうね…。
自分が求めるのは、反発力が低くてホールド感があるものです。PHTは自分の求めるものとは真っ向から対立します。だから「どうしてこんなものを今まで…」と思ったのです。今までお世話になったとはいえ、駄目なものは駄目、容赦なくこき下ろします。悪く言えば尻が軽いのですが、良く言えばあきらめが早い、合理的とでも言えるでしょうか?心理学に明るい人だけにわかる例えですが、認知的不協和からは合理的方法で即脱出します。フェスティンガーもあの世でビックリするでしょう(;・∀・)ストリングは色々と試し比べてみるものだとつくづく思っています。
次回はバボラのリベンジです。
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100%を超えたり、途中で不可解な上昇を見せたりしております。誤差の範囲とは言えないくらい変な値になりました。結論から言うと、ストリングメーターではテンション維持の検証は不可能と考えられました。その原因はノッチが深くできたためであると思います。
ノッチというのは、メインストリングとクロスストリングとの交点にできる溝のような凹凸をいいます。ノッチが深くできてしまうと、メインがクロスにはまってしまうため、メイン(およびクロス)が左右に動きにくくなります。それにより、メインが左右にずれるにはより大きな力が必要とされます。僕が使用しているテンションメーターの測定原理は、メインとクロスの交点において、メインストリングがどれくらいの力で左右にずらせるか(ひねる、ねじるなどと表現したほうが正しい?)で、テンションを測定しています。そのため、ノッチができるとより大きくテンションが測定されてしまいます。そう考えると合点がいくのです。2日目に100%を超えたり、異常に上昇したりすることが…。
残念ですが、測定はあきらめるしかないでしょう(-∧-;)わかったことは、大きくノッチができてしまうストリングであったということだけです。ちなみに、135でこのような測定結果にならなかったのは、ノッチができなかったからだと思います。135のほうが太いため、メインとクロスとで生じる圧力は低くなります。そのため、ノッチができなかったのだと思います。130のテンション維持は、135を一回り悪くしたものとみるしかないかと思われます。
余談ですが、現在使用しているリベンジもこのような状態です。一応測定はしていますが…。
気を取り直して使用感です。PHT130は今までずっと使用してきたストリングです。それを踏まえての第一の感想が、
なぜこんなものを使っていたんだ…
ということです。まるで自分に合わないストリングであると感じました。
このストリングの特徴と感じたのは、やわらかくて反発力が高いこと、ホールド感はそんなにないことです。これらの特徴を併せ持つと、自分にはとても合わないものになります。まず、スピンを意識せずに打つと反発力の高さによってボンボン飛びます。それならば…と、スピンを意識して掛けると、かすれたとか皮をなでるとかチョリンチョリンするとかと表現されるような、薄い当たりになってしまいます。ホールド感があまりないためです。こうなると、ネットにかかりやすくなり、相手のコートに返ったとしても球が浅くて威力も低くなりやすくなります。それでもって高く弾むんだから、打ち込みごろのボールになってしまうとなれば、もうね…。
自分が求めるのは、反発力が低くてホールド感があるものです。PHTは自分の求めるものとは真っ向から対立します。だから「どうしてこんなものを今まで…」と思ったのです。今までお世話になったとはいえ、駄目なものは駄目、容赦なくこき下ろします。悪く言えば尻が軽いのですが、良く言えばあきらめが早い、合理的とでも言えるでしょうか?心理学に明るい人だけにわかる例えですが、認知的不協和からは合理的方法で即脱出します。フェスティンガーもあの世でビックリするでしょう(;・∀・)ストリングは色々と試し比べてみるものだとつくづく思っています。
次回はバボラのリベンジです。
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