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テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

ジミー
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プロライン1 1.30

 最終回は割とすぐだったりします(来年もたまにやると思うので、正確には最終回ではありませんが)。キルシュバウムのプロライン2に続いてプロライン1を使用しました。もうちょっと様子を見ようと思ったのですが、予定よりも早く終わることになってしまいました。テンション測定のグラフを見てもらえばわかると思います。

プロライン1

結果:測定不能

 100%を超えたり100%に復帰したりするため、これ以上テンションの様子を見ても意味がないと判断したので、予定よりも早く終わったのです。
 このような結果は、これまではノッチが大きくできた場合にみられました。しかし、今回はノッチが原因ではないと思います。メインとクロスのストリング同士の摩擦が強いためであると考えられます。たいていのポリの場合、ストリングがギシギシしたりせず、ずれにくいのですが、このプロライン1はそれに反します。ギシギシしてずれます。使用すればするほどその傾向は強くなります。これは、ストリング同士の摩擦が強いからだと思います。ですので、ストリングメーターで測定するとテンションが多めに出てしまうと考えられます。結局、ノッチができた時と同じですね。その結果、残念ながら測定不能であると判断しました。


 続いて使用感です。主にプロライン2と比較になります。このストリングで最も印象的なのは柔らかい打感です。プロライン2でもそうでしたが、1の方がもっと柔らかいです。擬音で表現すると、

ぽよぽよ?

ぷにぷに?

ふわふわ?


こんな感じかと(;・∀・)これまで使用した中でもっとも柔らかく感じました。なんとも言えない不思議な感覚でした。このような打感のせいか、タッチ系のショットはやりやすかったような気がします。
 反発力はプロライン1の方があるでしょう。ホールド感はプロライン2が上だと思います。プロライン2と同様に、このストリングも総じてレベルは高いと思います。
 しかし、劣化は気になりました。日が経つにつれて打感の柔らかさや反発力は失われていくように感じました。ただ、1週間たっても相変わらず打感は柔らかくぷにぷにな感じです。このストリングは細いゲージもラインナップされていますが、細いほど劣化は早くなるでしょう。
 また、色も1と2で若干異なります。2は不透明な赤色ですが、1は半透明の赤色です。1は艶めかしいような色っぽいような赤色をしています。どうでもいいことですが、今まで使用した中で最も奇麗なストリングを挙げるとすればこのプロライン1だと思います。

 以上になります。一応の最後なのですが、この企画がここまで来るまで結構長かったです。ここまで長いといろいろと思うことがあります。次回からは、総括・雑記・反省点などを数回に分けて書きたいと思います。
ストリング | 投稿者 ジミー 20:35 | コメント(0)| トラックバック(0)

プロライン2 1.30

 キルシュバウムのプロライン2を使用して、例のごとくテンションの測定を行いました。まずはそのグラフから。

プロライン2

 こんなものでしょうか。後半の追い上げはノッチによるものかもしれません。


 続いて使用感です。総じてレベルの高いストリングだと思います。反発力やホールド感に優れています。特に印象的なのは柔らかい打感で、ポリの中ではかなり柔らかいでしょう。結構いいストリングだと思うのですが、僕はリベンジの方が好きです、残念。

 そういえば今まで耐久性について述べたことがないのですが、僕にはわかりません。ポリを切ったことなんてないのです…。太めのゲージ(1.30mm)を使用していることもその理由でしょうが、1.25mmでも切ったことはありません。ここ数年、ストリングを切ってないなぁ…。


 次回は同じくキルシュバウムのプロライン1です。そして、テンション維持性能検証企画の「一応の」最終回となります。他にも様々なストリングを試そうと思っていたのですが、そろそろ腰を落ち着かせたいんです><
 ただ、たまには新しいストリングやらを使って同様のことはするつもりです。ですので、次回を「一応の」最終回とするつもりです。
ストリング | 投稿者 ジミー 19:17 | コメント(2)| トラックバック(0)

ボールを目で追うこと・見ること⑥

 ボールを目で追うこと・見ること⑤の続きです。
 前回では、フェデラーのように打点に顔の向きを固定することによって頸反射が起きないので、体の軸がブレることがなくコントロールが素晴らしい、と言いました。しかし、それに対して自分で自分に待ったを掛けました。今日はその続きです。

 また、フェデラーに登場していただきます(画像はこちらから拝借http://news.tennis365.net/lesson/pro/m_federer03.html)。
ふぇでらーふぉあはんど
 インパクト前とインパクト後を並べました。この2つを比べると、確かに顔は3次元空間上において大体同じ方向を向いています。しかし、これは顔が同じ方向を向いていると言えるでしょうか?その答えは明らかにNOです。頸反射という観点から考えるとそう答えるしかありません。体の向きをベースに顔の向きを見てみると、インパクト前の顔の向きは真正面か若干左方向ですが、インパクト後ではどう考えても右方向なのです。このことから、「顔の向きを固定することで頸反射を起こさないことにより…」という考えを考え直さなければいけません。逆に、頸反射を積極的に起こしていると考えるべきです。

 インパクト前では顔はだいたい正面を向き、スイングするにつれて右方向を向きます。これにより、頸反射がどのように影響するでしょうか。顔を右方向に向けると左半身が時計回りの方向に動こうとするのです。しかし、フォアハンドでは体は反時計回りに動きます。双方は互いに逆回転の動きをします。この2つを考えると、「フォアハンドでは体が反時計回りに動くが、顔を右方向に向けることによってその動きの速度を減速させている」と言えるのではないでしょうか。では、このようにすることがどのようなメリットを与えるのでしょうか?といったところで今回は終了です。

 次回は物理の話が混じる予定ですが、今まで物理を扱ったことがありません><なんとか頑張って書こうと思います。

 ボールを目で追うこと・見ること⑦に続く。
生理系 | 投稿者 ジミー 19:13 | コメント(0)| トラックバック(0)

TCS 130

 バボラ・テクニファイバーの仏勢の次はドイツ勢と続きます。今回使用したのはポリファイバーのTCS 130です。ポリはポリでもポリエステルではなくてポリエチレン。見た目はスーパースマッシュやPHTが道を譲るほど目立つ蛍光色っぽい黄色。電気を消せば光るかと思ったら、そんなことはなくて少ししょんぼり…。これを使用して例のごとくテンションを測定しました。

TCS130

 十分といえば十分?もうちょっと頑張って欲しい気もします。


 続いて使用感です。この企画の宿命なのですが、前回使用したストリングが比較対象になってしまいます。前回は自分には完全につぼにはまったリベンジでしたので、今回以降は辛口評価になってしまうかもしれません。
 ホールド感はリベンジより少なく感じました。決してホールド感に優れないという意味ではありません。比較すると少ないと感じたのです。スピンが薄い当たりになってしまうようで、フォアが短めになってしまう傾向にありました。それならばと、セミウェスタングリップからイースタンとセミウェスタンの中間くらいに薄くしても改善できず…。
 反発力はリベンジよりも低く感じました。これを最初に使用した時に、リターンがネットにバスバスと突き刺さったことが印象に残ってます。また、フォアが短くなってしまう一因でもあったと思います。
 打球感は巷の噂通りマイルドな感じですね。

 以上です(;・∀・)
 なんかあっさり終わってしまいましたが、悪いストリングではないのです。リベンジよりもこっちを選ぶ人も多いと思います。でも、僕はリベンジで打てた直滑降するようなエッグボールの軌道が忘れられないのです…。ということで、僕はTCSよりもリベンジを選びます。

 次回はキルシュバウムのプロライン2、さらに次はプロライン1です。
ストリング | 投稿者 ジミー 20:48 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールを目で追うこと・見ること⑤

 ボールを目で追うこと・見ること④の続きです。
 このシリーズもようやく本題に入り始めます。視線(顔)を打点に残すことについてどのような効果があるのかについてです。そのカギとなるのが「頸反射」です。聞きなれない言葉でしょうから若干説明します。
 「頸」とは「頸椎」の「頸」のことで、要するに「首」のことです。その首の向きや動きが全身の動きや向きに影響を与えることを「頸反射」といいます。おそらくこの説明でだいたいはあってると思います。ネットでもあまり出てこないし、自分が持ってる書籍にも出てこないので、これであってるのかどうかは少し自信がありません…。これであってるとさせてください。
 では、具体的に頸反射がどのような影響があるのかについてです。これは赤ん坊に特に顕著にみられます。仰向けに寝ている赤ん坊を想像して下さい。この赤ん坊の顔を右に向けると、左半身が前に出てくるようになります。顔の向きに引っ張られるように左半身が出てくる感じです。次に、赤ん坊の顔を右に傾けてみます。右耳が右肩に付く方向に傾けます。そうすると、左肩が上方向(頭のある方向)に上がるようになります。これを図にすると、こんな感じです。にこっ
笑顔が不気味ですが、わかっていただけたでしょうか(;・∀・)

 これらは赤ん坊では見られるもので、これを見ている皆さんがやってもこうはならないと思います。しかし、大人にも頸反射はあるのです。上記のような静止状態ではなく、体を動かしている時です。では、テニスではどのような影響をもつでしょうか。
 テニスで頸反射を実感しやすいのは、アンダーカットサーブだと思います。ソフトテニスでよく用いられるサーブです。腰よりも低いところから、横回転を掛けて打つサーブです。
アンダーカットサーブ
テニス365にアンダーサーブの画像があるとは思いませんでした…(http://news.tennis365.net/lesson/tokushu/doubles/doubles01_02.html)。

 では、頸反射を実感するにはどうすればいいのか。まず最初に、アンダーカットサーブを打った後に飛んで行ったボールの軌跡を見るようにしてください。そして、そのボールの高さを覚えていてください。次に、またアンダーカットサーブを打つのですが、今度は飛んで行ったボールを見るのではなく、我慢して打点に顔を残すようにしてください。ボールの高さは先ほどと比べてどうなるでしょうか?おそらく低くなるはずです。なぜこのようになるかというと、ボールの行方を見ることによって顔が上向きになり、その頸反射によってスイングの方向も上向きになったからです。対して、行方を見るのを我慢して打点に顔を残すと、頸反射が起きないので比較的ボールの弾道が低くなるのです。

 視線を打点に残すことがどのような効果があるのかを説明しようと思いましたが、上記の例で説明がついたと思います。打点を見続けることによって首(顔)の向きを保ち続けることにより、体の動きの軸を一定に保つことができる、ということができます。僕個人のエピソードですが、両手バックハンドを打つと体の軸が右に傾く癖がありました。そこで、打った後も打点を見続けるようにしたところ、右に傾くことはなくなりました。ボールの行方を見ることによって頸反射が生じ、体全体が右に傾いていたのだと思います。

 顔に打点を残すのが特に顕著なのがフェデラーです。
フェデラー・フォアハンド2
フェデラーといえば、コントロールが素晴らしいとよく言われます。その秘訣は、こんなにも打点に顔を残すことによって体の軸を安定させることによって達成していると言えるのではないでしょうか?

めでたし、めでたし…。





と行けばもっと早くこのシリーズは終わっています。僕もこれで終わりだと思っていました。

フェデラー・フォアハンド3

しかし、こんな画像を見せつけられたら、打点を見続けることには他の役割もあると考えさせられてしまいます。まだまだ終わらないこのシリーズ。次に続きます。

 ボールを目で追うこと・見ること⑥へ続く。
生理系 | 投稿者 ジミー 12:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

シングルス 21.10.17

 今シーズン最後のシングルスの大会でした。クラスは3つ(上級・中級・初級)に分かれており、僕は上級にエントリーしました。普段の大会はA・B・Cとなっており、人数はBがAの半分くらいでCがBの半分くらいなのですが、今回の大会では出場者の約7割が中級、約2割が初級、約1割が上級となっていました。普段と同じものだと思って上級にエントリーしたのですが、どうやら今回は少し違ったようです。でも、今年最後だし好き勝手暴れて終わろうと考えていたのでちょうどよかったかも…?
 ルールは、5人リーグ×2、その後両リーグの同順位同士で決勝、5ゲーム先取、4-4タイブレーク、セミアドバンテージというものです。

 予選リーグ
 1戦目
 5-0で勝利。フラットサーブでポイントを荒稼ぎしました。ニューボールを存分に味わった試合でした。

 2戦目
 本日のメーンイベント。相手はシングルスランキング1桁で今大会の優勝候補。僕は(たぶん他の人も)ぼろ負けするんだろうと思っていました。結果から言えば負けたのですが、3-5で善戦しました。聞けば誰もが驚くような結果になりました。この試合では、僕が普段の練習では到底できなかったリターン、バックハンド、コースの打ち分け、展開の早い長いラリー…色々なものができました。それも1度だけではなく、その試合全体を通じてです。このようなことは前にもありました。おそらく潜在学習が顕在化したのでしょう(こちらの記事参照)。
 この試合中は今までの人生の中で一番テニスがうまかった時間だったと思います。初めて自分の試合をビデオに撮りたかったと思いました(;・∀・)とても楽しい試合でしたし、勝利を超えたものを得ることができたと思います。しかし、大金星を逃してとても悔しい試合でもありました。なにせ、ダブルフォールトが4,5個ありましたから…。どうすればいいの?このやるせない気持ち…。

 3戦目
 ×2-5
 あれ、この感じは…。

 4戦目
 ×1-5
 やばい。太ももが痛くて足が動かない。頭が痛くてぼーっとする。この感じは1時間20分の泥仕合の時と似たような感覚です。2戦目で能力が限界突破したついでに、体の限界も突破してしまったようです。そして摂取カロリーも足りなかったようです。結局、リーグは4位に終わりました。

 4位決勝
 ×2-5
 補給と休憩をしましたが、この試合もやっぱりきつかったです。5ゲーム先取とはいえ5試合はしんどい…。


 結局、3戦目以降は負けましたが、それらの試合でも普段はできないようなショットを打つことができた時もありました。なので、2戦目の善戦はまぐれではなかったはずと思いたい…。上級にエントリーして本当に良かったと思いました。今シーズン最後の大会に大きな収穫を得ることができました。これを来シーズンにつなげられたらいいなと思います。
日記・その他 | 投稿者 ジミー 19:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

ミックスダブルス 21.10.12

 貴重な体験&明日はミックスの続きです。今日はミックスの大会で、とあるテニスサークルの30周年記念のイベントとして行われたました。オープンドロー、総勢48組、4組のリーグ戦、各順位別トーナメント、5ゲーム先取というルールでした。誘ってくれたペアのためにも、ミックスのせいで胸に残っている大きな傷跡を消すためにも、とにかく頑張ろうという決意で臨みました。


 予選リーグ
 受付時にドローの抽選で僕が引いたのは「1-1」でした。結果は○5-2、○5-3、○5-2の3勝0敗で1位勝ち抜けでした。
 僕のフォアハンドはスピン過多で短くなりがちなのですが、ミックスでは脅威になったようです。特に年輩の方や女性にとっては厄介なものらしく、ポイントを稼ぐことができました。同様にスピンサーブも有効でした。
 ペアは僕以上に活躍しました。ペアの子は大学のテニス部に所属していた経歴を持っている本格派。バックハンドが得意でストレートアタックもなんのその、浮いたボールはバックハンドのドライブボレーで叩き込む。隙あらば平気でポーチに出る。僕よりうまいんじゃないかな…(;・∀・)

 1位トーナメント
 トーナメントは抽選で「1-1」を引いたおかげで、またしても貫禄の第1シード。そのため、2回戦からのスタートになりました。
 2回戦の相手はどう考えても優勝候補№1。男性の方はこの前ダブルスで優勝してたし、女性の方はダブルスで優勝した回数は数え切れないほど。ちなみに男性の方とダブルスで対戦するのはこれで3回目。もちろん2回とも負けました。試合前に「また当たりますね~」なんて会話をしていたのですが、相手の女性の方が
「この若い子たちが相手なのね…(じゅるり…)」
と微笑みながら言っていました。ただならぬ戦慄が走りました…(嘘です。このように言われたのは本当ですが「じゅるり…」は僕が付け足しただけです><)。

 結果は1-5で負けました。相手が強いのもあるのですが、僕のストロークミスが多かったのが痛かったです。予選で猛威をふるったスピンサーブも通用しませんでした。簡単にベースラインまでロブで返され、得点に結び付けられませんでした。
 この試合の僕のベストプレーはウォッチでした。これを図で表すとこうなります。
まとりーーっっくす!!

今となっては懐かしいマトリックススタイルのウォッチ。顔面付近に飛んできた強打を後ろに倒れて避けました。ボールを避けたけれどもアウトしたのかどうかは見えませんでした。「アウト?アウト!?」とペアの子に確認すると「え?アウトだよ…?」との返答。僕は大喜びしました。しかし、図の通りm単位のアウトであり周りで見ていた人たちは「なんであんなに喜んでるんだ?」と思ったらしい。ペアの素っ気ない返答も合点が行く。今思い起こすと恥ずかしくて死にたい。

 試合結果については以上の通りですが、その他について。予選が終了した頃には胸の傷跡は見えなくなった気がします。いい結果を出せたこともあるのですが、ペアとも相手とも楽しく仲良くテニスができたことが大きかったです。試合中は真剣な雰囲気の中にも和やかな雰囲気がありました。この大会に出れて良かったと思います。準備、運営して下さった方々にはとても感謝しています。ありがとうございます&お疲れ様でした!!
 
…しかし、胸の傷が消えたのはいいのですが新たに修復不可な傷ができてしまいました。

幌…

 僕の車(ロードスター)の屋根(幌)です…。切れたというより裂けました。ペアの子を乗せて会場に行ったのですが、行く途中に「屋根開けてみる( ^∀^)?」なんて得意げに言ったのが悪かった…。11年目のベテランで限界が近かった上に、朝の冷え込みで幌が硬くなっていたから裂けたのだと思います。これでオープンカー生活は終わりを告げてしまいました。とほほ…。
日記・その他 | 投稿者 ジミー 20:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

貴重な体験&明日はミックス

 今日は国体の最前線で活躍している女性と一緒にテニスをするという、貴重な体験ができました。ストロークを打ち合って感じたのは勝てる要素は微塵もないことでした…。そんなことは当たり前なのですが予想以上でした。ほとんどのストロークがネットすれすれの低さでベースライン付近に突き刺さるのです。まともにヒットすることすら困難でした。壁は厚かったです。建物何棟分の壁があるんだろうか。町ひとつ分の建物分は感じたような…。


 そんなことがありましたが全く話は変わります。明日はミックスダブルスの大会に出ます。ミックスは初めてではなく、学生の頃に若干経験があります。学生時代のミックスには心に強く残っている思い出があります。
 僕は大学ではサークルでテニスをしていました。大学にはテニスサークルが8団体あり、それぞれのサークルの代表者が集まって委員を結成、各サークル合同の大会を運営していました。大会は年間で男女ダブルス4回、ミックス3回、シングルス1回、団体戦1回だったかと思います。
 各サークルの男女比は男子がずっと多かったです(たぶん工学部のせい)。そのため、ミックスに出ようとする男性は一緒に出てくれる女性を獲得しなければいけません。強い人は必死にならずともペアを結成できますが、僕のようなペーペーなレベルでは必死にならなければ大会に出られませんでした。
 僕のミックスの思い出というのは、一緒に出てくれる人がなかなか見つからず、断られた人数が8人くらいにまで昇ったことです。これは1大会当たりで振られた人数の当サークル新記録です。おそらく未来永劫だれも達成できないであろう不名誉な記録の持ち主になってしまいました。このときの気持ちを表現するならば、
サガット
僕の胸にはストⅡのサガットと同じ傷が見えました。きっとあの傷は幻ではなかったはず。

 さらにこの話には後日談があります。結局出れなかったその大会当日の夕方、アパートに帰宅するとなぜか自分の部屋の前に大きな荷物がありました。よく見ると土や草で汚れた大きなビニールシートで、どう考えても大会で使用したものです。それが僕の部屋の前に置かれているのです。これが意味することは、「一人で洗え」「乾かせ」「一人で畳め」「次の大会まで保管しろ」「例え今日の大会に出れなかったとしても」ということです。その夜、一人でびしょぬれになりながらビニールシートを洗いました。胸にできた傷に高見盛が塩を投げつけたような痛みを感じました。きっとあの痛みも幻ではなかったはず…。
 当時はちょっと鬱気味になりましたが、今となっては良い思い出です。自虐的な笑い話の1つになっています。ちなみにミックスダブルスには何度か無事に(?)出場できました。 

 そんな思い出のあるミックスダブルスですが、今になって出られるとは考えていませんでした。しかも一緒に出てくださいと僕が誘われたのです。学生時代ではありえなかった話です。明日は何が何でも頑張らなければなりません。誘ってくれたペアのためにも、自分の中に存在する忌まわしいミックスの過去を払しょくするためにも…。奇しくも今日は明日対戦する相手と比べたらハイパーオーバースペックな方と打ち合うことができました。明日の準備としてはこれ以上はない練習ができました。よーし、明日は頑張るぞー^^
日記・その他 | 投稿者 ジミー 15:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールを目で追うこと・見ること④

 ボールを目で追うこと・見ること③の続きです。
 前回、カテゴリーを生理系に移すとか言ってましたがその前に視覚の観点からもう一度書きたいと思います。時間稼ぎというわけではないようなそんなような…。


 フェデラーがボールをヒットした後でも打点をずっと見ていることについて、生理学的な観点から意義を書こうと思っていました(これは次回から書きます)。
 ですがその前に、ボールをヒットしている瞬間まで見ることが果たして視覚的な意味があるのかないのかについてです。具体的には、ヒットの瞬間まで見ることがボールの正確な位置の把握、打点の把握につながるのかどうかについてです。

 結論から言えば、そのような意味ではヒットの瞬間まで見る必要はないのではないかと思います。ボールを打とうとしてからヒットするまでにはある程度時間を要します。ラケットを振ろうと意思決定するまでの時間、意思決定してからラケットを振り始めるまでの時間、そしてラケットを振り始めてからボールにヒットするまでの時間…。結構時間がかかるます(このような時間の分け方は心理学的に賛否両論があるかと思います。特に最初の「意思決定するまでの時間」)。
 このような時間が必要なので、ボールが将来ヒットされる場所に来るはるか手前からスイングは開始されます。そうじゃなければどうやっても間に合いません。ボールをヒットしている瞬間というものは、もはやスイングが終了しているようなものであり、修正はできないでしょう。その瞬間を見ているからといっても、その視覚情報をスイングに生かすことは無理ではないでしょうか。
 そして以前に書いたとおり、ボールを目で追うことは非常に困難なことです。打点というものは予測されるものであるため、ボールがヒットする瞬間を見ているとしても、それは予測が当たったから見ることができるものです。ヒットする瞬間を見ているからボールをヒットできるわけではないのです。

 それらを示すいい例が、イレギュラーバウンドで空振りすることです。我々も空振りします。フェデラーでも、ウィンブルドン決勝の荒れたグラスコートでのイレギュラーバウンドで空振りすることがありました。また、雑誌などを見るとボールを打つ瞬間にボールを見ずに既に前を見ている選手もちらほら見受けられます。アマチュアプレーヤーでも、特に打点を見ることに注意を向けていない人が多いのではないかと思います。

 以上、ボールをヒットする瞬間を見ても打点の正確な把握などにはつながらないであろうことについて書きました。じゃあ全く意味ないじゃないか、と思われるかもしれません。ボールの位置の把握という視覚的な観点では意味がないかもしれませんが、他に意味があると考えられます。それについて、次回から書きたいと思います。

 (´-`).。oO(どうやって書こうかなぁ…)
 (´-`).。oO(年内に間に合うかなぁ…)


 ボールを目で追うこと・見ること⑤へ続く。
実験・知覚系 | 投稿者 ジミー 08:04 | コメント(0)| トラックバック(0)

オープンダブルス 21.10.3

 本日はダブルスのオープン大会でした。
 予選リーグは4組で争い、1・2位トーナメント、3・4位トーナメントの進出を掛けて争うもの。5ゲーム先取、4-4タイブレーク、ノーアドバンテージというルールでした。


 予選リーグ

 1-5、1-5、5-1で3位でした。仕事の都合で2週間テニスができないまま参戦したため、色々おかしかったのですが、通常通りでも1位または2位で勝ち抜けるのは難しかったと思います。


 3位4位トーナメント

 貫禄の1位シード(?)になったため、2Rからの試合になります。そしてこれが本日のメーンイベントでした。

 相手はちびっこの小学生ペア。ひどい言い方かもしれないが、こちらにとっては勝っても得るものがなく、負けたら何か大きなものを失うという試合です。自分たちはもちろん周りの人たちも「まさか負けるわけないだろ」と思うような相手なんですから。もし負けたらテニスを辞めたくなるくらい自信を失いかねない試合であり、負けられない戦いがそこにはありました。
 なんやかんやで試合が始まり、気付いたら0-2とリードされている状況。とてもやばい。こんなに緊張した試合は初めてかもしれない。ここからは真剣になり2-1とするも、ペアが2つのダブルフォールトを犯してしまい3-1とされてしまう。どうやらペアも緊張しているようである。ここからは自分はネットに出てひたすらボレーでつなぐ作戦、ペアはひたすら強烈なフォアハンドで応酬する作戦に出る。もはや相手がちびっこであろうと関係ない。相手がダブルフォールトしたときには心の中でほっとしていました。なんて寛容心のない大人なのだろうか。今思い起こすと死にたい気分になる。
 結局5-3で勝利したものの、喜びよりも安堵感や解放感を感じた勝利でした。思っていた以上に苦戦したせいでしょう。試合前には冗談で「社会の厳しさを叩き込んでやる!」と息巻いていたものの、叩き込まれたのはこちらでした。ちなみに、観客は相手のお父さん・お母さんらがいました。試合中は終始ほぼ無反応であり、こちらが勝っても歓声や拍手などは皆無。社会の厳しさとともに世間の冷たさも叩き込まれた試合でした。いい勉強になりました…。

 続くクオーターファイナルでは1-5であっさり負けたとさ…。気を取り直して明日もテニスをしようかな…(´-`)
日記・その他 | 投稿者 ジミー 19:40 | コメント(0)| トラックバック(0)

バボラ リベンジ 130③

 休日出張の代休な今日一日。リベンジだけで3回分になってしまいました。とりあえずテンションを測定してみました。

リベンジ130テンション


見事な100%越え    しかも2回( ; ゚Д゚)


 6~8日目は測定していませんので、5日目と9日目を一直線に結んでいます。一日測定できないことがしばしばありましたが、同様に対処しています。


 前回のPHT130でもこのようなことがありましたが、それはノッチによるものだろうと推定しました。今回のリベンジですが、最初の使用時からノッチが目立っていました。もしかして100%オーバーになるんじゃないだろうか…、と思っていたら案の定です。それも2山目まであるとは…。2日目以降は高くテンションが測定されていると思われますが、それを考慮してもかなりのテンション維持性能を持っているとみてもいいかもしれませんね。文句なしでしょう。


 使用感についてはバボラ リベンジ 130①で既に色々言っています。自分が気に入ったのはホールド感で、大量のスピンを分厚い当たりでうまくボールに伝えられます。今回はそれ以外についても書こうと思います。

 このストリングの特徴の1つは、製造段階でプリストレッチされていることです。若干プリストレッチについて説明します。

 プリストレッチとは、ストリンギングのテクニックの一つとして知られています。プレストレッチ、プリテンションなどとも呼称されます。張り上げに掛けるテンションよりも高いテンションを掛けて一度引っ張るというものです。たとえば55lbsで張ろうとしている場合、それよりも5~10lbsほど高いテンションで一度引っ張り、テンションを解除して55lbsで張るという感じです。リベンジではこれが製造段階で行われています。プリストレッチにはメリットとデメリットがあります。

 メリットとして挙げられるのはテンション維持性能の向上です。「張って伸びてテンションが下がっちゃうなら、張る前から伸ばせばいいじゃない」という、マリー・アントワネット的な発想(?)です。(発想じゃなくて口調だけですね(;・∀・))
 これを張ったコーチの話から、プリストレッチされているのは本当だと思います。テンション維持性能の向上については折れ線グラフの通りでしょう(ノッチのせいで参考記録にしかなりませんが)。

 デメリットも存在します。まず硬くなります。そのせいで反発力は低くなります。また、ホールド感も失われてしまうことも挙げられます。総じてしなやかさが失われてしまうということでしょう。あと、張る手間も掛かりますね。
 製造段階でこれが行われている場合、重くなるかもしれません。ストリングは引っ張ると細くなります。リベンジは125・130の2つの太さがありますが、引っ張って細くした結果がそれらの太さです。そして、ラケットに張り上げてもそれ以上は伸びにくいし細くなりにくいです。普通のストリングを張ったらリベンジよりも細くなるし、伸びるので張られる量も少なくなる…はず。なので、ラケットに張られたこのストリングは、他のものよりも重くなるだろうと考えられます。後で重さを測定して報告したいと思います。

*重さについてはこちらを参照してください。結果を言えば、特に重さに違いはなさそうです。



 プリストレッチの話は一度置いて、使用感についてです。
 打感はちょっとだけ硬めだと思います。他の人のインプレを見ると一様に硬いようですが、自分にとってはそこまで硬いとは思いません。丁度いいくらいです。自分が不感症かもわからん。
 反発力はというと、飛ばないということはないように感じました。硬めと言われる割には普通かな?
 打球音は、クリーンヒットすると「ぱちーん!」という炸裂音というか破裂音がたまにします。爽快でございます。125ならもっとこんな音がするでしょう。

 ここでプリストレッチについて再びです。プリストレッチのデメリットとして、ホールド感がなくなる・反発力がなくなると書きました。このリベンジはというと、ホールド感は相当ある・反発力は普通と感じました。矛盾していますね(;・∀・)
 これを良い方向に捉えるならば、トレードオフの関係を克服した革新的なストリングであるといえます。
 普通に捉えるならば、プリストレッチする前のリベンジは最高にホールド感があり、反発力も相当高い、それらをテンション維持性能の向上によって犠牲にした結果がこれ、と考えられます。プリストレッチしてないリベンジも欲しくなってきた…。
 悪い方向に捉えるならば、自分の感想が間違っているということでしょう。いろんなストリングをぶっ続けで試してますからねぇ…。そんな可能性もあるので、このストリングに興味がある人は他の人のブログなども見て判断してください。
*硬い割にはホールド感があるようには思えます。総じてこのストリングはスイングスピードが速くてボールをぶっ潰せる人向けです。そうじゃない人にとってはボールが飛ばないと感じるようです。こちらを参考にしてください。
ストリングの硬さなどについて


 今回のリベンジは愛用するストリング候補№1です。早くストリングを決定したいところですが、もう2,3種類くらいは試したいです。次はポリファイバーのTCSです。
ストリング | 投稿者 ジミー 15:15 | コメント(3)| トラックバック(0)
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