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テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

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内田式クレペリン検査

 テニスについて書くネタがないのでクレペリン検査についてあれこれ…。攻略法まで書いたら長くなったので、興味のある方だけご覧になってください


 内田クレペリン検査は就職試験等で広く使われていますので、知っている人も多いと思います。検査用紙に数字が17行116列×2も羅列されていて、隣り合った数字を足し算してその数字の間に答えを書く(10以上の時は1の位を書く)というものです。被験者はひたすら足し算をしていき、1分経ったら次の行に移る…ということを前半15分、休憩5分、後半15分に渡って行います。非常に疲れますよ…。

 この検査の目的は足し算という作業を行わせることで、性格や職業適性を測定するというものです。最初に自分の言いたいことを言うと、この検査は何の役にも立ちません。特に問題なく作業(仕事)ができる人がやっても「異常」と判定されるという研究結果が多数あります。その他にも色々な面から批判がされていますが、私としてはたかが足し算をするだけで性格や職業適性を測定できるとは思えません…。また、この検査は半世紀前から使われているので世間一般に攻略法が知られています(間違った攻略法も出回っていますが…)。その意味でもこの検査は役に立たないと言えるでしょう。

 多くの批判があるにも関わらず、この検査が多く使われている原因を考えると、検査を実施する人事側が「他の人がたくさん使っているんだからこれを使おう」ということで使っているのだと思います。もう1つの原因として「お金」になるからと考えられます。この検査用紙は1枚80円程します(著作権の関係でコピーはできません)。試験時の指示を録音したCDは2000円程です。この検査を判定する人向けの判定法の講習はうん万円もするそうです。その上、攻略本も数多く出版されています。ぼろい商売ですね…。こんな検査が公務員の採用試験でも多く使われています。税金を使ってこんな検査をするなんてまさに無駄ではないでしょうか?


 最後に…こんな検査で引っかかってしまうのは非常にもったいないので、判定基準と攻略法を書いておきます。この検査を受ける人のお役に立てればと思います。

 一番重要なのは作業曲線です。簡単に言うと計算量の時間ごとの変化です。「.」が計算をして記入した数字として、本来は15分ですが行がかさんでしまうので、都合上7分間やったとします。
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 こんな感じになるのが理想です。これは理想なので、計算量に多少の増減があっても大丈夫です。「.」の数は適当ですので、作業曲線だけについて参考にしてください。

チェックポイント1
一番最初の計算量が一番多い
チェックポイント2
次第に計算量が落ちていく
チェックポイント3
最後の辺りで計算量が増える
チェックポイント4
計算量に極端な増減が無い

 この4つがとりあえず重要になります。あと、前半の最後の行と5分の休憩を挟んだ後半の最初の行が比較され、前半の最後より後半の最初の計算量が多いと「正常」とされます。これも重要なので気をつけましょう。
 計算量の多少も判定要素の1つですが、それほど計算量は多い必要はありません。正確な計算量の判定基準は忘れてしまいましたが、こんなものなのか、と感じるほどだったので、ほとんどの人には問題ないと思います。ですので一生懸命計算せず、多少手を抜いたほうがいいです。一生懸命計算すると途中で疲れて計算量が落ち込んでしまい、チェックポイント4に引っかかる恐れがあります。
 また、誤答はよろしくないので正確に計算・記入しましょう。
 色々と述べましたが、整然と作業曲線が↑で書いたようにならないといけないわけでなく、多少ギザギザになるのが普通ですので、そこまで神経質になる必要はありません。
 また、↓のように計算量を変化させないようにする攻略法が出回っていますが、これは間違いなので真似しないようにしましょう。
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 長々と説明しましたが、このようなことを意識しなくても多くの人はほぼ理想的な作業曲線になります。ですが、このようにならなかった人はおかしい、ということではないので気にする必要は全くありません。このような間違った心理検査(テスト)がなくなる日はいつ来るんだろうか…と思います。
認知系 | 投稿者 ジミー 14:00 | コメント(0)| トラックバック(0)
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