2007年08月03日
ルーティン~条件付けの観点から~
最近、ルーティンという言葉をよく聞きます。ウィンブルドンではナダルのルーティンについて注目が集まりました。そこで、ルーティンにはどのような有用性があるのかを自分なりに考えてみまして、「練習通りの調子(落ち着き)でプレーできるようになる」のではないかと思いました。そして、これを「条件付け」で説明できるのではないかと考えました。
「条件付け」に聞き覚えがない人は多いと思いますが、パブロフの犬なら聞いたことがあると思います。犬に肉を見せると唾液が分泌されます。ベル音を聞かせても唾液は分泌されません。しかし、肉を見せると同時にベル音を聞かせるということを数回行なうと、肉を見せずにベル音を聞いただけでも唾液が分泌されるようになる、という現象です。このようなことがどのように起こるかについては諸説ありますが、2つの出来事が結びついた、と言えば分かりやすいでしょうか。
それを踏まえて「練習通りの調子(落ち着き)でプレーできるようになる」についての説明です。ルーティンとして行なう行為自体には何の意味は持ちません。(ゲームが始まる前に靴下を直す、という行為をするだけでパフォーマンスが良くなることは考えられないでしょう…)ですが、リラックスした状態の練習で何度もルーティンを行なうと、「リラックスした状態」と「ルーティンを行なうこと」の2つが結びつく可能性が考えられます。ですので、試合などの緊張する場面でも普段から行なっているルーティンをすることで、練習のときのようにリラックスした状態になる、ということです。
…以上のように考えましたが、必ずしもルーティンがリラックス状態に結びつくとは限りません。犬と比べてヒトはずっと複雑ですからね。でも、条件付けはヒトにも起こります。自分以外の店員が「いらっしゃいませ!」と言ったらその後に自分も「いらっしゃいませ!」と復唱するバイトをしていると、他の関係ない店に客としているときに店員が「いらっしゃいませ!」と言ったら、自分も「いらっしゃいませ!」と言ってしまうとか…。「いらっしゃいませ!と聞くこと」と、「いらっしゃいませ!と言うこと」が結びついたんでしょうかね…自分の体験談でした(;´∀`)
「条件付け」に聞き覚えがない人は多いと思いますが、パブロフの犬なら聞いたことがあると思います。犬に肉を見せると唾液が分泌されます。ベル音を聞かせても唾液は分泌されません。しかし、肉を見せると同時にベル音を聞かせるということを数回行なうと、肉を見せずにベル音を聞いただけでも唾液が分泌されるようになる、という現象です。このようなことがどのように起こるかについては諸説ありますが、2つの出来事が結びついた、と言えば分かりやすいでしょうか。
それを踏まえて「練習通りの調子(落ち着き)でプレーできるようになる」についての説明です。ルーティンとして行なう行為自体には何の意味は持ちません。(ゲームが始まる前に靴下を直す、という行為をするだけでパフォーマンスが良くなることは考えられないでしょう…)ですが、リラックスした状態の練習で何度もルーティンを行なうと、「リラックスした状態」と「ルーティンを行なうこと」の2つが結びつく可能性が考えられます。ですので、試合などの緊張する場面でも普段から行なっているルーティンをすることで、練習のときのようにリラックスした状態になる、ということです。
…以上のように考えましたが、必ずしもルーティンがリラックス状態に結びつくとは限りません。犬と比べてヒトはずっと複雑ですからね。でも、条件付けはヒトにも起こります。自分以外の店員が「いらっしゃいませ!」と言ったらその後に自分も「いらっしゃいませ!」と復唱するバイトをしていると、他の関係ない店に客としているときに店員が「いらっしゃいませ!」と言ったら、自分も「いらっしゃいませ!」と言ってしまうとか…。「いらっしゃいませ!と聞くこと」と、「いらっしゃいませ!と言うこと」が結びついたんでしょうかね…自分の体験談でした(;´∀`)