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テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

ジミー
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原因帰属の誤謬

 予告したメンタルに関係するだろう事について書きます。これは、今シーズンの最後の大会の前に少しは心理屋らしくなにか考えて望もうとして考えたことです。これが少しはいい結果につながったかどうか分かりませんが、いろいろ書こうと思います。

 タイトルは、原因帰属の誤謬(ごびゅう)と読みます。大雑把に説明すると、ある物事が起こったときにその原因を間違った物に推定してしまうことをいいます。これは日常だけでなく、大きな社会的現象にも成り得ます。例えば、インフルエンザ治療薬のタミフルが異常行動を起こすとされたことなど。なんでこんなふうに考えられたんでしょうかね…。原因帰属に関しては様々な認知心理学的研究がありますが、省略します。
 大会前にこの原因帰属の誤謬について考えました。その結果、最後の大会だし「好き勝手に暴れよう」という乱暴(?)な決意に至ったのです。その考えの過程を書きたいと思います。


 「試合でミスをするのはなぜか?」


 これについて考えてみました。みなさんならこの問い掛けに対してどのように考えるでしょうか?
 試合に慣れていないから? 緊張するから?
 そのように考える人が多いのではないかと予想します。しかし、それは最もらしい回答ではないと思います。それらよりも先に出て来なければいけない回答があるのではないでしょうか。


 これに対して自分が考えた回答は、以下の通りです。

 「練習でもミスするから

 別にふざけているわけでも、おちょくっているわけでもありません。大真面目に言っています。

 試合でミスすることを試合特有の要因のせいにするよりも、この回答が最もらしく一番最初に出てくるべきものだと思います。なぜなら、試合であれ、練習であれ、我々は同じテニスをしているからです。「試合でミスする原因は、試合特有の要因のせいである」と考えるのは原因帰属の誤謬であると思います。

(ここでお断りしますが、「試合特有の要因」を完全否定しているわけではありません。それよりも、「練習でミスするから」という理由が先に出てこなければいけないと言っているだけです。)

 練習よりも試合の方がミスが多いと感じる方もいるかも知れませんが、本当にそうでしょうか?特に根拠もなくそう思っているのではないかと思います。練習でミスしても何も失いませんが、試合でミスすると点を失います。失うものがなければ何も思うことはないし、失うものがあればそれを重く受け止めます。その差が、試合のほうがミスが多いと感じる原因とも考えられます。

 このように考えた結果、自分が大会で取った行動は「普段の練習通りにやろう。ミスしても気にせず、怯まず、普段どおりを一貫しよう。」→「好き勝手暴れよう。」となったのです。試合でミスしたとしても、練習でミスするんだから試合中にはどう仕様もない、そんなどう仕様もないことであれこれ考えてもどう仕様もあるまい、そうすれば普段どおりを貫く以外あるまい、といった流れでしょうか。どう仕様も無い男にしか見えなくもない…。

 テニスをする人なら誰しもが、「ドンマイ(D'ont mind)」という言葉を口にしたことがあると思います。この言葉の意味について、再考してみるといいかもしれません。
スポーツ心理系 | 投稿者 ジミー 16:45 | コメント(0)| トラックバック(0)
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