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テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

ジミー
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験担ぎ(げんかつぎ)

 たまには心理学ネタを書こうと思います。最初はそれが主だったはずですが、なかなかネタがないんです。


 今回は験担ぎについてです。「げんかつぎ」って漢字でこう書くんですね。テニスにかかわらず、験を担ぐということはよくあります。テニスでは、ヒューイットがステンシルを上下逆さにするということをしているそうです。今回は験担ぎに関する研究の紹介みたいなことを書きます。ただしこの研究の詳細は忘れましたので、大学の講義を思い出しながら、だいたいで書きます。ネットでも手持ちの資料でも見つからなかったんです。


 僕が知っている験担ぎの研究は、スキナーによるものです。被験体はハトで、そのハトをある程度空腹状態にして、ある程度大きいケージに入れます。
 ハトが「腹へったよー」と言いながらうろうろと歩いている様を想像してください。そんな時に、一定の時間毎にエサをポトリとケージの中に落されます。ハトはがっついて食べますが、まだまだ足りません。もっと欲しがってます。すると、ハトの行動に変化が見られました。なにやら首をひねるような動作を繰り返すようになったのです。なぜでしょうか?
 原因は、エサを上から落としたときにハトが偶然にも首をひねる動作をしたからです。ハトはお腹が減ってしょうがなく、わらにもすがりたいくらいです。そんな状態だったわけですから、エサが落ちてきたのは自分が首をひねったからだと思ったのです。もっともっとエサを食べたいので首をひねる動作をし始めた、ということです。特に何もしなくても、一定の時間待っていればエサをもらえるというのに。
 この首をひねる動作とエサを得られることには、全く関係がありません。単なる偶然です。ですが、ハトは首をひねればエサを食べられると勘違いしたのです。心理学的にいえば、首をひねる動作が条件づけされたと言えますし、原因帰属の誤謬とも言えますし、その両方とも言えると思います。


 先にヒューイットの験担ぎについて触れました。ステンシルを逆に描いているというものです。ヒューイットがこれをするきっかけになったのは、ステンシルを逆さに描いたのは偶然だったけれども、そのラケットでいい結果を残せたからだそうです。出典はテニスショップ裏日記さんというブログです。
 ハトの例とヒューイットの例、ほとんど同じではないでしょうか?我々ヒトが行う験担ぎという行動は特別で高尚なものでも何でもないと言えるのではないでしょうか?だって、ハトレベルの動物でも同じようなことをするんですから(ハトをばかにしているわけではありません)。


 ということで、験担ぎに対する僕の考え方は2つあります。1つは、験担ぎを特別に制限する必要はないということです。ハトですら行うような原始的行動なのですから、験担ぎをして当然と考えていいと思います。
 ですが、今行っている験担ぎがパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合はどうでしょうか?験担ぎとして行っていることは試合結果とは全く関係ないと考えて、止めたほうがいいでしょう。これが2つ目の考え方です。要するに、自分の都合のいいように考えちゃえばいいのだと思います。
 ハトの首をひねる動作を験担ぎと書きましたが、この行動は迷信ともおまじないともオカルトとも言えると思います。験担ぎ・おまじないだとやってもいいことなのかな、と思えますが、迷信・オカルトだと馬鹿らしいことのように思えます。言葉のあやというものでしょうか。
実験・知覚系 | 投稿者 ジミー 22:42 | コメント(2) | トラックバック(0)

リベンジ×NRG2

 (おそらく)リベンジを1.30から1.25にしてから肘に違和感を感じていたため、予定を前倒ししてハイブリッドにしてみました。メインがバボラのリベンジ1.25(ポリエステル)、クロスがテクニファイバーのNRG2 1.24(ナイロン・マルチ)です。

 最初は、テンションをいつもより上げて使ってみました(50→52lbs)。これは単純に、ポリよりもマルチの方が飛ぶだろうと考えたからです。ですが、フォアハンドがいつもより飛ばない…。無理に飛ばそうとすると、スポーンとアウトしがちでした。ということで、テンションをいつも通りに戻しました(52lbs→50lbs)。するとこれがいい塩梅。リベンジは硬いポリですが、やっぱり反発力は結構ある方だと改めて思いました。
 フォアハンドの強打は、弾道が高くてより落ちるように感じました。リベンジ一本張りよりもボールをくわえ込むような感触があるせいかと思います。そのせいか少しキレは劣るかもしれませんが、許容範囲内です。RPMブラストよりはいい感じ。ただ、弾道が高くなったためショートクロスがいつもより打ちづらく感じました。まぁ、慣れたらなんとかなるでしょ…。
 最も違いを感じたのはスライスとボレーです。スライスはいい感じで回転がかかって素直に飛んでくれます。ボレーも素直に弾いてくれて、ずいぶん簡単に打てるような感触です。そして、プレイ後には肘に違和感を感じることはありませんでした。そんでもって、クロスがマルチなので張りやすい!ということで、このセッティングは採用です。肘に問題なくても文句なしの採用。

 デメリットを挙げるとすれば、耐久性の低下が挙げられます。使い続けたらクロスが切れそうです。また、使ってるとクロスがズレまくります。これらは仕方ないでしょう。あと、値段の高さはネックになると思います。楽天での最安値(ロール)は約25,000円で、他より高めです。ですが、TWならそこそこに抑えられます。

 NRG2は初めて使ったのですが、結構いいストリングだと思いました。さすがマルチに定評のあるテクニファイバーといったところ。こうなると、最高級マルチのX-one Biphaseは一体どんなのだろうかと興味が湧いてきました。でも、$245.00は流石にきついですね…。

*こちらも参考になれば。
ストリングの硬さなどについて
ストリング | 投稿者 ジミー 15:21 | コメント(1) | トラックバック(0)
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