2008年06月29日
最近…
いろいろとテニスはしてますが、やっぱり去年と比べたら駄目になったなぁ…という印象を自分で持ってます。
バックハンドは両手打ちですが、片手の方がいいのでは?と一時期思ったり、そうかというと、両手打ちが不調な原因がわかったような気がしたり…(あとで記事にしようと思います)。フォアハンドもチャンスボールを安定して叩けないし…。なんだかフラストレーションがたまるプレーをしています。サーブはよくなったと思います。フラットサーブが打てるようになり、速度もコントロールも良くなりました。
今日は大会に出たのですが、なんとも言えない試合になりました。準々決勝で4ゲーム先取ノーアドの試合でしたが、4-3で負けました。最後は3-3の40-40で、このポイントを取った方が勝ち、という熱い展開でしたが、私が打ったドロップショットがネットの白帯にあたって、こっちの方にボールが落ちてきました…。あ~あ…。
ポイント源はサーブでした。70~80%でフラットサーブが入ったからです。それなのにどうして負けるというと、リターンで返された後が続かず、ミスをしてしまったからです。チャンスボールを安定して決められないなんて、まだまだだなぁ…と思います。
ほんとに基礎的な練習が足りないんだろうと思っています。大学からテニスを初めてもう5年になりますが、今まで誰かにちゃんと教えてもらったことはほとんどなかったし、基礎的な練習をすることもあまりなかったのです。
ブログでは心理学云々言ってますが、今の自分にとってはそれ以前の問題です。スポーツ心理学を知っていれば、すぐに上達するとか、そんなことはありません。練習がなければどうにもなりません。これからはちゃんと基礎的な練習をしていこうと思います。
バックハンドは両手打ちですが、片手の方がいいのでは?と一時期思ったり、そうかというと、両手打ちが不調な原因がわかったような気がしたり…(あとで記事にしようと思います)。フォアハンドもチャンスボールを安定して叩けないし…。なんだかフラストレーションがたまるプレーをしています。サーブはよくなったと思います。フラットサーブが打てるようになり、速度もコントロールも良くなりました。
今日は大会に出たのですが、なんとも言えない試合になりました。準々決勝で4ゲーム先取ノーアドの試合でしたが、4-3で負けました。最後は3-3の40-40で、このポイントを取った方が勝ち、という熱い展開でしたが、私が打ったドロップショットがネットの白帯にあたって、こっちの方にボールが落ちてきました…。あ~あ…。
ポイント源はサーブでした。70~80%でフラットサーブが入ったからです。それなのにどうして負けるというと、リターンで返された後が続かず、ミスをしてしまったからです。チャンスボールを安定して決められないなんて、まだまだだなぁ…と思います。
ほんとに基礎的な練習が足りないんだろうと思っています。大学からテニスを初めてもう5年になりますが、今まで誰かにちゃんと教えてもらったことはほとんどなかったし、基礎的な練習をすることもあまりなかったのです。
ブログでは心理学云々言ってますが、今の自分にとってはそれ以前の問題です。スポーツ心理学を知っていれば、すぐに上達するとか、そんなことはありません。練習がなければどうにもなりません。これからはちゃんと基礎的な練習をしていこうと思います。
2008年06月29日
覚醒とパフォーマンス⑤最適機能領域
覚醒とパフォーマンスについてはこれが一応最後になります。最後は最適機能領域(ZOF:Zone Of Fanction)(Hanin,1986)についてです。
ZOFでは、最適なパフォーマンスを発揮する不安の高さは、各個人によって異なる、ということを示しています。下の画像で示しているのは、3人いれば3人それぞれ最適な不安の高さがある、ということです。
ハニンの研究では、熟練した選手の競技前の不安を測定したところ、不安の高低のばらつきが非常に大きかったのです。測定した選手のこれまでの成績にはそれほどばらつきがないにもかかわらずです。このことから、選手によって望ましい不安水準は個人によって異なる、と彼は考えたのです。
この考えをどう利用するかというと、不安水準が低い方が望ましい人は競技前にリラックスするようにすればよい、不安水準が高い方が望ましい人は、あれこれ気合を入れた方が良い、というように判断することができます。
とはいえ、この考えについても様々な疑問があります。ハニンの実験では、競技前に不安水準を測定していますが、それが競技中の不安水準と一致するとは限らないからです。競技前の不安水準はバラバラだけど、競技中の不安水準はほとんどばらつきがない、ということもありうるのです。競技中の不安水準を測定するのが一番いいのですが、それは難しいでしょう。試合中に不安を測定する質問紙に記入してもらうことなんてできないし、無理やりそんなことをしても、それ自体が試合の邪魔でしょうし…。なかなか難しい問題だと思います。
ZOFでは、最適なパフォーマンスを発揮する不安の高さは、各個人によって異なる、ということを示しています。下の画像で示しているのは、3人いれば3人それぞれ最適な不安の高さがある、ということです。
ハニンの研究では、熟練した選手の競技前の不安を測定したところ、不安の高低のばらつきが非常に大きかったのです。測定した選手のこれまでの成績にはそれほどばらつきがないにもかかわらずです。このことから、選手によって望ましい不安水準は個人によって異なる、と彼は考えたのです。
この考えをどう利用するかというと、不安水準が低い方が望ましい人は競技前にリラックスするようにすればよい、不安水準が高い方が望ましい人は、あれこれ気合を入れた方が良い、というように判断することができます。
とはいえ、この考えについても様々な疑問があります。ハニンの実験では、競技前に不安水準を測定していますが、それが競技中の不安水準と一致するとは限らないからです。競技前の不安水準はバラバラだけど、競技中の不安水準はほとんどばらつきがない、ということもありうるのです。競技中の不安水準を測定するのが一番いいのですが、それは難しいでしょう。試合中に不安を測定する質問紙に記入してもらうことなんてできないし、無理やりそんなことをしても、それ自体が試合の邪魔でしょうし…。なかなか難しい問題だと思います。
2008年06月29日
覚醒とパフォーマンス④カタストロフィ理論
2か月ほど放置してましたが、しれっと続けます…。
今回はカタストロフィ理論についてです。(Fazey and Hardy,1998)についてです。逆U字仮説は、覚醒水準が高すぎても低すぎてもパフォーマンスには悪影響である、ということ示しました。カタストロフィ理論では、不安が高い場合は、覚醒水準が高いと急激にパフォーマンスが低下する、という曲線を示しました。不安が高くない場合はというと、逆U字仮説と同じ曲線である、としています。
たしかに、極度にプレッシャーを感じていると、まったく実力が出せなかった…というようなことはもっともらしい感じがします。この理論の検証をした実験はいくつかあります。被験者を「高不安群」と「低不安群」の2つに分けて、それぞれの群の平均を比べるというものです。結果は、確かにカタストロフィ理論が支持されるような結果は出ました。しかし、不思議なことに、最低なパフォーマンスが記録されたのも、最高のパフォーマンスが記録されたのも「高不安群」の方だったのです。
このことから、不安は必ずしもパフォーマンスを害する要因にはならない、むしろ、パフォーマンスを改善する要因になりうる可能性があります。このことについてはまだまだ検証の必要があるみたいです。なぜ不安がパフォーマンスを改善するのかについての説明ができませんし、この考えに異議を唱えている研究者もいます。
次は、最適機能領域についてです。
今回はカタストロフィ理論についてです。(Fazey and Hardy,1998)についてです。逆U字仮説は、覚醒水準が高すぎても低すぎてもパフォーマンスには悪影響である、ということ示しました。カタストロフィ理論では、不安が高い場合は、覚醒水準が高いと急激にパフォーマンスが低下する、という曲線を示しました。不安が高くない場合はというと、逆U字仮説と同じ曲線である、としています。
たしかに、極度にプレッシャーを感じていると、まったく実力が出せなかった…というようなことはもっともらしい感じがします。この理論の検証をした実験はいくつかあります。被験者を「高不安群」と「低不安群」の2つに分けて、それぞれの群の平均を比べるというものです。結果は、確かにカタストロフィ理論が支持されるような結果は出ました。しかし、不思議なことに、最低なパフォーマンスが記録されたのも、最高のパフォーマンスが記録されたのも「高不安群」の方だったのです。
このことから、不安は必ずしもパフォーマンスを害する要因にはならない、むしろ、パフォーマンスを改善する要因になりうる可能性があります。このことについてはまだまだ検証の必要があるみたいです。なぜ不安がパフォーマンスを改善するのかについての説明ができませんし、この考えに異議を唱えている研究者もいます。
次は、最適機能領域についてです。