2008年06月29日
覚醒とパフォーマンス④カタストロフィ理論
2か月ほど放置してましたが、しれっと続けます…。
今回はカタストロフィ理論についてです。(Fazey and Hardy,1998)についてです。逆U字仮説は、覚醒水準が高すぎても低すぎてもパフォーマンスには悪影響である、ということ示しました。カタストロフィ理論では、不安が高い場合は、覚醒水準が高いと急激にパフォーマンスが低下する、という曲線を示しました。不安が高くない場合はというと、逆U字仮説と同じ曲線である、としています。
たしかに、極度にプレッシャーを感じていると、まったく実力が出せなかった…というようなことはもっともらしい感じがします。この理論の検証をした実験はいくつかあります。被験者を「高不安群」と「低不安群」の2つに分けて、それぞれの群の平均を比べるというものです。結果は、確かにカタストロフィ理論が支持されるような結果は出ました。しかし、不思議なことに、最低なパフォーマンスが記録されたのも、最高のパフォーマンスが記録されたのも「高不安群」の方だったのです。
このことから、不安は必ずしもパフォーマンスを害する要因にはならない、むしろ、パフォーマンスを改善する要因になりうる可能性があります。このことについてはまだまだ検証の必要があるみたいです。なぜ不安がパフォーマンスを改善するのかについての説明ができませんし、この考えに異議を唱えている研究者もいます。
次は、最適機能領域についてです。
今回はカタストロフィ理論についてです。(Fazey and Hardy,1998)についてです。逆U字仮説は、覚醒水準が高すぎても低すぎてもパフォーマンスには悪影響である、ということ示しました。カタストロフィ理論では、不安が高い場合は、覚醒水準が高いと急激にパフォーマンスが低下する、という曲線を示しました。不安が高くない場合はというと、逆U字仮説と同じ曲線である、としています。
たしかに、極度にプレッシャーを感じていると、まったく実力が出せなかった…というようなことはもっともらしい感じがします。この理論の検証をした実験はいくつかあります。被験者を「高不安群」と「低不安群」の2つに分けて、それぞれの群の平均を比べるというものです。結果は、確かにカタストロフィ理論が支持されるような結果は出ました。しかし、不思議なことに、最低なパフォーマンスが記録されたのも、最高のパフォーマンスが記録されたのも「高不安群」の方だったのです。
このことから、不安は必ずしもパフォーマンスを害する要因にはならない、むしろ、パフォーマンスを改善する要因になりうる可能性があります。このことについてはまだまだ検証の必要があるみたいです。なぜ不安がパフォーマンスを改善するのかについての説明ができませんし、この考えに異議を唱えている研究者もいます。
次は、最適機能領域についてです。
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