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テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

ジミー
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ボールを目で追うこと・見ること③

 ボールを目で追うこと・見ること②の続きです。

 前回から、改めて総括です。2つのケースで計算された速度は我々一般ピープルでも簡単に出せる速度です。つまり、ボールを目で追うということはほとんどできないということです。このことから、我々がテニスで用いる眼球運動は随従運動ではなくてサッケードが主ということになります。ボールを目で追えないなら、ボールを見ることなんて気にしなくてもいい?と思われるかもしれませんが、それは違います。そのようなボールの見方がどのような意味があるのかについて考察していきたいと思います。

 ボールに限らず、物の動きを察知するのは中心視ではなくて周辺視が大きな役割を果たします。中心視・周辺視についてはいつぞやに書きました。そちらにずらずらと書いているので参照にしてください。この周辺視というものを中心に考えると、サッケードによって将来ボールが飛んでくる予測したところに視点を置くことによって、効果的に周辺視を用いてボールの動きを捉えていると考えられます。なので、ボールを目で追えないんだったら一生懸命見なくてもいい、というわけではありません。目で追えないからこそ見なくてはいけない…と言えばいいのかな…(;・∀・)?しかし、周辺視は無意識的なものなので、その重要性は分かりづらいものだと思いますけれどね。




 これでめでたしめでたし…となればいいのですが、ボールを見るという行動には、「他の意味」もあるのではないかと思いました。そのように思ってしまったため、終わりがいつになるのか分からなくなってしまいました( ; ゚Д゚)
 この続きは次回に持ち越しです。カテゴリーは「生理系」へと移ります。



 次がいつになるのか分からないので、「他の意味」のヒントみたいな画像を置いておきます。

フェデラー・フォアハンド1


フェデラー・フォアハンド2


 特にフェデラーに顕著なこれです。ボールを打ったあとなのに、ずっとそこを見ていて何の意味があるんだい?というのが次からの話題になります。この続きは次回です。

ボールを目で追うこと・見ること④へ続く。
実験・知覚系 | 投稿者 ジミー 22:44 | コメント(0)| トラックバック(0)
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