2012年08月07日
ルール・マナー違反とその原因の考察
先日の大会ではいろいろとルールやマナーに反する行為が見られました。先日に限らないものもありますが、いくつか挙げたいと思います。
①カモーン!!
自分がスーパーショットを決めたらカモーン!はいいかもしれませんが、相手がミスしてもカモーン!は如何なものかと…。人によっては喧嘩売っとんのか?と思われてもしょうがないと思います。自分も数年前にやられて気分がいいものではありませんでした。
②汗汗ふきふき
ポイントごとに必ず汗をタオルで拭く人。こんな人に言いたい。本当にその汗を拭く必要があるのかと。ポイント間の20秒を超えるタイムバイオレーションがほとんどです。そんなことを知ってか知らずか、1分は超える時間を使っていたりします。糞暑い中、待ちぼうけを食らう相手のことも考えるべきではないでしょうか。
相手のタイムバイオレーションに対して、セルフジャッジではどう対処すればいいのでしょうか。まずは相手に注意する、それでもダメならレフェリーに通告する、というのが現実的な対応でしょう。ただ、今までこのような抗議をしている人を見たことも聞いたこともないし、レフェリーが対処してくれるものかどうかもわかりませんが…。
③オムニコートでボールマークインスペクション要求
クレーコートでしかボールマークインスペクションは要求できません。それなのにオムニコートで「ボールマークどこ?」と堂々と要求している人がいました。論外です。自分がこう言われたら、「ボールマークは残ってません」って言ってみたいです。どうなるんでしょう?
④謝罪の強要
先日のダブルスで見られたとても胸糞悪い行為でした。行為者は相手のドロップボレーを拾いに行ったのですが、それがノットアップ臭く拾いました。そしてドロップボレーを打った人がそれをセンターにスマッシュしました。そこでドロップボレーを拾った人が怒って「今のは明らかにノットアップだ!スマッシュは危ないだろ!謝れ!!」と謝罪を強要したのでした。
端から見ていた自分にしては筋違いであると感じました。まず、ノットアップが明らかと言える状況ではないこと。それにノットアップが明らかならスマッシュするはずがありません。そもそもセルフジャッジなので相手のノットアップは指摘できませんので、スマッシュを打たれたくなければ自分でノットアップと言わなければならないでしょう。また、スマッシュを打った人は当てないようにペアの間に打っていたので、全く危なくもなかった。
この場面では謝れと言われた人が「すいませんでした」と言って終わったのですが、自分としては謝る必要がないことを主張して欲しかったです。もしくは「あーい、とぅいまてーん」とか言って欲しかった。ちなみにこの謝罪を強要した人は、上記①~③を全てしていました。こんな人と試合したくないです。
このままだと愚痴だけになってしまうので、①や②の行為が広く行われている原因を心理学的に考えてみます(③、④は論外)。
恐らくはプロが行なっているからだと考えられます。①はやっぱりヒューイットがその典型でしょうかねぇ…。②は多くのプロがしていますが、それはボールパーソンがいるからできることでしょう。自分一人しかいない状況でやるべき行為ではないはずです。
トッププロが行う行為はアマチュアプレーヤーに大きな影響を与えます。その行為は良いものであっても悪いものであっても大きな影響力を持ちます。良いものの例としては、ある選手の懸命な努力や多大なスポーツマンシップは、アマチュアプレーヤーがそれを模範として目指しすものになり、結果としてそのスポーツ界全体に良い影響を与えます。
では、悪いものはどうなるでしょうか。優秀な選手が悪い行為によって競技上で優位になったり得をするようなことがあれば、その行為は多くの人々、特に子供が真似をするようになります(社会的学習の分野においては「代理強化」と呼ばれます)。
最近話題になっているバドミントンの無気力試合を例に取ってみます。仮に、無気力試合をした選手が失格にならず、金メダルを獲得したとします。それを見た人は、わざと負けたから金メダルを獲ることができたと感じ、わざと負けることも勝つための手段の一つと認識します。そしてそれを見た人がそれを実行します。あからさまに失点したり、わざとセットを落としたり…。そのようなことが広く行われてしまえば、スポーツマンシップとしては全く健全ではないものが蔓延してしまうことになります。そのため、プロが行う行為は厳しく処分されることとなります。
なんだかとりとめのない話になってしまいました。とにかく、試合が終わった後はお互いに楽しかったと思えるようになるのが一番良いことだと思っています。ただし、相手の許されないような行為に対しては厳格に対処しなければならないと思います。そうして痛い目を見せなければその人を止めることができません。面倒事を避けるための事なかれ主義は建設的と言えるものではないと思います。
①カモーン!!
自分がスーパーショットを決めたらカモーン!はいいかもしれませんが、相手がミスしてもカモーン!は如何なものかと…。人によっては喧嘩売っとんのか?と思われてもしょうがないと思います。自分も数年前にやられて気分がいいものではありませんでした。
②汗汗ふきふき
ポイントごとに必ず汗をタオルで拭く人。こんな人に言いたい。本当にその汗を拭く必要があるのかと。ポイント間の20秒を超えるタイムバイオレーションがほとんどです。そんなことを知ってか知らずか、1分は超える時間を使っていたりします。糞暑い中、待ちぼうけを食らう相手のことも考えるべきではないでしょうか。
相手のタイムバイオレーションに対して、セルフジャッジではどう対処すればいいのでしょうか。まずは相手に注意する、それでもダメならレフェリーに通告する、というのが現実的な対応でしょう。ただ、今までこのような抗議をしている人を見たことも聞いたこともないし、レフェリーが対処してくれるものかどうかもわかりませんが…。
③オムニコートでボールマークインスペクション要求
クレーコートでしかボールマークインスペクションは要求できません。それなのにオムニコートで「ボールマークどこ?」と堂々と要求している人がいました。論外です。自分がこう言われたら、「ボールマークは残ってません」って言ってみたいです。どうなるんでしょう?
④謝罪の強要
先日のダブルスで見られたとても胸糞悪い行為でした。行為者は相手のドロップボレーを拾いに行ったのですが、それがノットアップ臭く拾いました。そしてドロップボレーを打った人がそれをセンターにスマッシュしました。そこでドロップボレーを拾った人が怒って「今のは明らかにノットアップだ!スマッシュは危ないだろ!謝れ!!」と謝罪を強要したのでした。
端から見ていた自分にしては筋違いであると感じました。まず、ノットアップが明らかと言える状況ではないこと。それにノットアップが明らかならスマッシュするはずがありません。そもそもセルフジャッジなので相手のノットアップは指摘できませんので、スマッシュを打たれたくなければ自分でノットアップと言わなければならないでしょう。また、スマッシュを打った人は当てないようにペアの間に打っていたので、全く危なくもなかった。
この場面では謝れと言われた人が「すいませんでした」と言って終わったのですが、自分としては謝る必要がないことを主張して欲しかったです。もしくは「あーい、とぅいまてーん」とか言って欲しかった。ちなみにこの謝罪を強要した人は、上記①~③を全てしていました。こんな人と試合したくないです。
このままだと愚痴だけになってしまうので、①や②の行為が広く行われている原因を心理学的に考えてみます(③、④は論外)。
恐らくはプロが行なっているからだと考えられます。①はやっぱりヒューイットがその典型でしょうかねぇ…。②は多くのプロがしていますが、それはボールパーソンがいるからできることでしょう。自分一人しかいない状況でやるべき行為ではないはずです。
トッププロが行う行為はアマチュアプレーヤーに大きな影響を与えます。その行為は良いものであっても悪いものであっても大きな影響力を持ちます。良いものの例としては、ある選手の懸命な努力や多大なスポーツマンシップは、アマチュアプレーヤーがそれを模範として目指しすものになり、結果としてそのスポーツ界全体に良い影響を与えます。
では、悪いものはどうなるでしょうか。優秀な選手が悪い行為によって競技上で優位になったり得をするようなことがあれば、その行為は多くの人々、特に子供が真似をするようになります(社会的学習の分野においては「代理強化」と呼ばれます)。
最近話題になっているバドミントンの無気力試合を例に取ってみます。仮に、無気力試合をした選手が失格にならず、金メダルを獲得したとします。それを見た人は、わざと負けたから金メダルを獲ることができたと感じ、わざと負けることも勝つための手段の一つと認識します。そしてそれを見た人がそれを実行します。あからさまに失点したり、わざとセットを落としたり…。そのようなことが広く行われてしまえば、スポーツマンシップとしては全く健全ではないものが蔓延してしまうことになります。そのため、プロが行う行為は厳しく処分されることとなります。
なんだかとりとめのない話になってしまいました。とにかく、試合が終わった後はお互いに楽しかったと思えるようになるのが一番良いことだと思っています。ただし、相手の許されないような行為に対しては厳格に対処しなければならないと思います。そうして痛い目を見せなければその人を止めることができません。面倒事を避けるための事なかれ主義は建設的と言えるものではないと思います。