tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

ジミー
最近のコメント
かっこいいですね!…
さ~ 08/13 21:35
ヨネックスRDTI8…
石渡一郎 07/01 00:12
以前ノットアップを相…
困った子ちゃん 06/26 03:00
31回実業団東北大会…
dandylion 05/18 06:18
すいません、だいぶ前…
jimmy 04/28 14:38

ボールを目で追うこと・見ること②

 ボールを目で追うこと・見ること①の続きです。

 随従運動の眼球運動の速さを30°/sまでと仮定した場合、「ボールを目で追う」ことができるのはテニスにおいてはどれくらいの速さのボールなのか、についてです。ケース1とケース2の分けて書きます。



ケース1
ケース1
「1」という選手と「2」という選手がベースライン中央にいるとします。「1」の選手がボールを打つ人、「2」の選手がボールを見る人です。「1」はベースライン中央(A)からベースラインのサイドぎりぎり(B)に打ったとします。このケースにおいて、「2」の人はどれくらいの速さのボールを目で追うことができるのか、つまり30°/sの眼球運動で見ることができるボールの時速はいくらかを計算します。
 ABの長さは約24.11m、ACの長さは23.77m、BCの長さは4.114m、BACの角度は約9.82°になります。これらの値から計算しますが、過程は省略します。
 30°/sの眼球運動で見ることができるボールの時速は、およそ「32.73km/h」です。どう感じるでしょうか?かなり遅いと感じるのではないかと思います。計算ミスはたぶんない…はず。



ケース2
ケース2
 ケース1はベースライン上のサイドラインぎりぎりのところでしたが、それではきついんじゃない?という自分自身の声にこたえるために(?)、ケース2を設定しました。図を見ればわかりますが、打球はベースライン中央とサイドの中間に落下した場合です。
 ABの長さは約23.85m、ACの長さは23.77m、BCの長さは2.057m、BACの角度は約4.95°になります。
 ケース1と同様に計算すると、30°/sの眼球運動で見ることができるボールの時速は、およそ「52.04km/h」です。ケース1とはかなり異なる値ですが、だいぶ遅いのではないかと思います。



 ケース1、2の総括ですが、その前に。この計算で考慮できないことが2点あります。1つは、我々の首の動きが考慮に入れられていない点です。眼球運動の実質の速さは、眼球運動の速度+首(顔)の動く速度です。もっと速い打球にも目で追えるんじゃないの?という反論が可能な点です。
 もう1つは、ボールの上下の動きを計算に入れることができない点です。その中でも、とりわけ角度の変化が激しいバウンドを考慮できません。エッグボールでしたらバウンドせずとも角度の変化は相当だと思います。もっと遅い打球にしか目で追えないんじゃないの?という反論が可能な点です。
 この2つの点によって互いが相殺されるという生暖かい目で、僕の考察を見てみてください(;・∀・)長くなったので、考察は次回です。

(ボールの上下の動きもどうにか計算に入れられないかと考えました。そのために、実際にボールの動きを動画で撮影したりしましたが結局無理でした。撮影に協力してくれたSさん、ありがとうございました。)

ボールを目で追うこと・見ること③へ続く。
実験・知覚系 | 投稿者 ジミー 21:11 | コメント(0)| トラックバック(0)
トラックバック
こちらの記事へのトラックバックは下のURLをコピーして行ってください。
コメント
この記事へのコメントはありません。
画像
画像の数字:
名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:
<<  2009年 8月  >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最近の記事
しばらくテニスをお休…
04/21 20:05
Steam99Sイン…
02/02 11:33
Steam99Sイン…
01/25 20:56
Steam99S到着
01/19 13:43
トップスピン原理主義…
01/13 10:22
最近のトラックバック
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。