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テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

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ラリー中の視覚方略

 前回、サーバーに対しての視覚方略に関して書きました。今回はラリー中の視覚方略(簡単にいえば、サーブ以外に対しての視覚方略)について書きたいと思います。

 はっきり言うとよくわかりません。サーブは自分でトスを上げてそれを打つという閉鎖的な回路であるといえますが、それ以外は相手が打ったボールを打つという開放的な回路と言えます。簡単にいえば、サーブはどこに打つかどうかは自分で決めることができますが、ラリーでは相手の打ったショットの影響や打つ人の体勢などによって、どこに何を打つのかが制限されることがあるからです。走ってようやく追い付くようなショットならストレートになりがちですし、相手がオープンスタンスなら逆クロスには打ちづらいでしょう。そのため、サーブのようにあらかじめラケットがボールをヒットする場所に視線を置けばいい、という単純なものではないと思います。相手の打球を予測するとしたら、相手のパターンを考慮したり今までの自分の経験なども多分に影響するでしょう。

 しかし、ヒントになりそうなことを見かけました。ネットでフェデラーの試合の動画を見ていた時のことです。詳細は忘れましたが、その動画では鈴木貴男選手が解説をしていました。そのフェデラーの試合の前に鈴木選手がフェデラーと対戦したからです。その解説で鈴木選手がフェデラーのパッシングについて述べており、「ラケットヘッドがなかなか出てこないので、コースが読みづらい」と言っていました。このことから、少なくとも打球時にはサーブの視覚方略のようにラケットがボールをヒットする予定のところを見ているのではないかとも思えます。しかし、相手のラケットを見ているとも取れます。
 ヒントになりそうな発言なのですが、やっぱりよくわかりません…。
実験・知覚系 | 投稿者 ジミー 21:37 | コメント(0)| トラックバック(0)
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