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テニスと心理学の架け橋 心理学のテニスへの応用を考える…よりもストリングのことを考えているかも

ジミー
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アルゴリズムとヒューリスティクス②

 アルゴリズムとヒューリスティクス①の続きです。テニスではどうか?というところからだったと思いますので、そこから続けたいと思います。3か月以上も引っ張った(?)とはいえ、大した話ではありません。当たり前の話と言えば当たり前の話です。そして、自論も多分に含んでいるので、参考程度にしてもらえたらと思います。

 1つのポイントにおいて、コストパフォーマンスが悪いけど確実にポイントを取れる方法というアルゴリズム的な方法はあり得ません。ですので、話がずれるかもしれませんが、この2つの方略の話は、テニスにおいてはヒューリスティクス的な方法を取るか・取らないかの2つに分けられると思います。
 では、テニスにおけるヒューリスティクスとは何かと言うと、状況に応じてより高確率でポイントを取れるようにする方略ではないかと思います。そしてそれはみんながやってる当り前のことだと思います。例えば…良いファーストサーブが入ったらデッドゾーンに一歩踏み込む、いいリターンが帰ってきた場合は仕方ない、それでも相手のリターンがチャンスボールになりやすいんだから一歩踏み込んでいた方が攻撃できて、ポイントを取れる確率は上がる、といったようなものです。他にも、ダブルスでいいリターンが打てたら前に出る、など数えきれないほどあります。
 こういったものは考えれば考えるほどあると思います。「1つのポイントにおいて」という前提で書きましたが、「一球において」でも考えられるのではないかと私は思います。例えば、遠くのボールで走ってやっと追いついて打つような時は、ラケットのヘッドの方に当たりやすくなると考えられます。ですので、その時はラケット面の根元で打つようにすれば、ちょうどスイートスポットでボールを打てる確率が上がるのではないかと思います。
 他にも、スライスのボールはドライブボールやトップスピンと比べると、浮き上がるような軌道になります。なので、スライスのボールをボレーするときはラケットのヘッドに当たりやすくなると考えられるので、この場合もラケット面の根元で打った方がスイートスポットで打てる確率が上がると考えられます。
 まだまだ考えれば、ほとんどバウンドしないようなスライスのボールをトップスピンで返球しようとするときは、通常よりも振り上げるフォームになります。ですので、ボールはラケット面の下の方(右利きのフォアハンドとすると、グリップを6時方向とした場合の3時方向)にあたりやすくなると考えられます。そこで、そのようなときはラケット面の上の方(6時方向)に当てるようにすればちょうどよいと考えられます。

 では、「1つの試合について」を前提とすると、今まで書いたようなことを積み重ねることしかないと思います。テニスは何10のポイントを1つ1つ積み重ねてるものなので、1つのポイントを取る確率が少しでも高くなれば、その分だけゲームを取る確率、そして試合に勝つ確率はずっと高くなります。なので、1つ1つのポイント、一球一球を考えることが大切なのだろうと、私は普段から思っています。
認知系 | 投稿者 ジミー 23:05 | コメント(0) | トラックバック(0)
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